2023年4月7日金曜日

旧暦閏2/16 畑正憲さん逝く

 垂渓庵です。

職場で、ちょっと一服ねと思ってタブレットを立ち上げニュースサイトを開た。なんと、畑正憲さんが亡くなっているではないか。

このブログでも先代のブログでも畑さんの名前を記したことはたぶんないけれど、以前愛読した作家さんの一人だ。と言っても畑さんの小説はほとんど読んだことがない。ジュブナイルの「深海艇F7号の冒険」を読んだぐらいだ。あと、「海から来たチフス」ってのも読んだのだったか。

それよりも、中学生の頃に夢中になったのは動物エッセイとでも言えばいいのか、ムツゴロウシリーズだ。そのおかげで、嶮暮帰も「けんぼっき」と正しく読むことができる。ムツゴロウさん一家がヒグマと暮らした無人島の名前だ。中学生の頃はわりと真剣に畑さんに会いに嶮暮帰島に行きたいと思ったりしたものだ。

 その後、動物王国その他のドキュメンタリー番組や麻雀番組に出ておられた頃のことはあまり知らない。正直長らく読み返すことがないままだったが、また読んでみようかなと思ったが、畑さんの本はたぶん学級文庫に入れて、そのまま生徒に払い下げたはずだ。「海から来たチフス」あたりを買って読んでみようか。

畑さん、あの世でも動物と戯れるのだろうな。ご冥福を祈ります。

2023年4月1日土曜日

旧暦閏2/11 郷秀樹追悼

 垂溪庵です。

 団時朗が亡くなったと知る。ウルトラ俳優の訃報に接するのははじめてだ。ダンディ4の一人が亡くなった。ショックである。ムラマツキャップや加藤隊長、サコミズ隊長、イデ隊員など周辺の方で亡くなった方は何人もいるが、ウルトラ一族で亡くなったのは、郷秀樹隊員が初めてだ。ちょっとショックというか、悲しい。

新マンは少し弱いウルトラマンという印象だった。が、新マンはスポ根路線とでも言えばいいのか、やられては修行して流星キックを身につけて帰ってきたり、坂田一家とのふれあいと別れがあったりと、後のレオや80などを彷彿とさせるところがあったりもする。

そういえば、ウルトラ兄弟という設定を明確化させたのも新マンだ。そういう意味では第二期ウルトラシリーズを方向付けた作品だと言える。郷秀樹はそのような後のシリーズの要となる作品の主人公として、やや複雑な性格を持った人物として造形されていて、団時朗は時に悩み苦悩する主人公の屈託をストレートに表現していたと言えるだろう。

 東光太郎も合わせて、いつかメビウスのような旧シリーズ愛に満ちた作品でウルトラ兄弟の揃い踏みを見たかった。が、そんな夢ももう叶わない。

 ウルトラ俳優は不思議と不祥事で世間を騒がせることがなかった。いや、不思議でもないか。彼らはウルトラ兄弟の一人としてわれわれの夢を壊すまいと努力しているのだと思う。夢を壊さないままに光の国に帰っていった郷隊員の冥福を祈りたいと思う。

2022年7月8日金曜日

旧暦6/10 喪章

 垂渓庵です。

 安倍元総理が銃撃を受けて亡くなられた。なんということだろう。折しも参議院選挙の投票の直前だ。思想信条の違いはあっても構わないけれど、わたしの思想信条も安倍元総理のものとだいぶ異なると思うけれど、これは許せない。

選挙を戦う与野党のみなさん。明日はぜひ党派の違いを超えて、喪章を身につけて選挙戦を戦ってください。この凶行は明らかな民主主義への挑戦です。

2022年7月1日金曜日

旧暦6/3 竹

 垂渓庵です。

もうすぐ七夕だ。竹を用意しなきゃいけない。が、せっかく用意しても竹は切ってから半日もすると葉っぱがくるんと丸まってしまう。毎年何だかなあと思っていたが、ネットには竹の横から穴を開けて中に水をためるとよいと書いてある。ドリルで穴を開けてもよいとのことなので一度試してみようか。

今年は梅雨が明けてしまったから、織り姫と彦星もよく見えることだろう。

2022年6月28日火曜日

旧暦5/30 梅雨はどこにいったか

垂渓庵です。

近畿はまだのようだけれど多くの地域で梅雨が明けたらしい。なんでだ。

なぜこんなに梅雨明けが早い。また、なぜ近畿がまだなんだ。の二つを重ねた「なんでだ」である。ことばの重層的手法だ。ほんとか。

さて、冗談は置いておいて。近畿では今後もまとまった雨が期待できるのならいいが、ちょっと心配なのが水不足だ。水不足になるんじゃないかと思ったおれが反射的に思い出したのが「さめうらダム」という名前。 字は書けないが、何十年か前、水不足とむすびついた四国のダムとして記憶していた。「早明浦」と書くのね。そういや連日報道されていたような気がするな。断水になったら嫌なので節水しよう。みなさんも心がけてください。

2022年6月27日月曜日

旧暦5/29 面白くない。

 垂渓庵です。

なんとなく授業が面白くない。もともと授業と試験さえなければ、この商売も悪くない、と思っている人間だから、そんなに授業に熱心なわけではない。しかし、熱心ではないなりに教材を読んでいると、面白いなあと思える、学問のかけらのようなものを見つけることがある。そんな時は、授業が面白くなくもない。

変わった生徒がいればその生徒をいじることもできる。いや、変わっていなくてもいい。色恋沙汰で身辺が騒がしい生徒が居さえすれば、何くれとなくいじることが可能だ。失恋した女子生徒は鬼門だけれど。

しかし、今は問題演習が中心だ。問題の解説をどんどんやっていかないといけない。勢い、横道にそれることは難しい。問題演習が中心であるからして、生徒をいじる雰囲気にもなりにくい。

というわけで、授業が面白くなくなっているのである。

2022年6月17日金曜日

旧暦5/19 見せしめ

 垂渓庵です。

 多くの死者を出した遊覧船の業者が事業許可取り消しの行政処分を受けた。当たり前に思えるが、当事者の社長さんは、違う感想をお持ちのようだ。で、行政処分に関して「見せしめ」だという旨の発言をしたみたいだ。

 それを言った意図が実はよく分からない。報道を見る限り、ずさんな管理運営の結果、あれだけの事故を起こしてしまったのだ。事業許可取り消しの行政処分はしごくもっともに思えるし、大いに同業他社への「見せしめ」になってほしいところだ。あの社長さんのところと同じようなずさんな会社はそうそうないだろうけれど、一罰百戒的なことを期待してはなぜだめなのか。あの社長さんにとっくりと聞いてみたいところだが、口をききたくもないのが正直なところなので、聞く機会はないままなのだろうと思う。

お亡くなりになった方の冥福を祈ります。