垂渓庵です。
昨日の「ふるほん文庫やさん」、文庫本の値段設定はどうだったんだろう。もはや、忘却の彼方でしかないが、実際に購入した本でその片鱗をうかがうことができる。
『春の海』 宮城道雄著 旺文社文庫
『定本 パンセ』上・下 パスカル著 松浪信三郎訳 講談社文庫
それぞれ一冊1280円だ。
旺文社文庫は、わたしが「ふるほん文庫やさん」に行った時点では、すでに枕草子などを除いて、書店から姿を消していた。宮城道雄の『春の海』は、その中でも古書店でほとんど姿を見かけないものだった。たぶんそんなにたくさんは刷られていなかったのだろう。見つけた時には、少し胸が弾んだ。
2014年7月30日水曜日
2014年7月29日火曜日
旧暦7/3 ふるほん文庫やさん
垂渓庵です。
ふるほん文庫やさん、という文庫本専門の古本屋さんがあった。社長の谷口という人が、『ふるほん文庫やさんの奇跡』という本を出していたように思う。
文庫本に特化した古本屋さんで、一時期話題になったのではなかったか。入手の困難度に応じて三段階か四段階ぐらいの値段設定をしていたように思う。
わたしは、古本の検索サイトであるスーパー源氏 が運用を始めた初期の頃に、そこ経由で存在を知ったように思う。いや、ふるほん文庫やさんについては、谷口さんの本を紹介する新聞記事か何かで知ったのだったか。よく覚えていない。
ともかく、わたしがその存在を知った当時は、けっこう世の中の注目を集めていたように思う。amazonその他のサイトもそれほど大きくない頃ではなかったか。。
本拠を九州の小倉かどこかに構え、全国に賛助会員みたいなのを募り、各地の古本屋さんかの棚からめぼしい文庫を抜いてもらい、それを集約して売るってことをやっていたように思う。
わたしは、角川文庫の「宇津保物語」がないかと思い、連絡を取ったことがある。もちろん、なかった。
記憶が定かではないのだけれど、わたしはその本拠に立ち寄ったことがある。九州の久住山への山行帰りのことだ。
小倉(?)の駅からはバスに乗ったように思う。どのバス停だったかは覚えていないけれど、しばらくバスに揺られて、バス停前に店舗はあったと記憶している。
仮店舗と言った趣の店内に文庫本が所狭しと並べられていた。店内を見ることしばし、古典関係や講談社学術文庫、岩波文庫関係はそんなに充実していない印象だった。
ただ、講談社文庫版のパンセがあったのには、びっくりした。即購入を決定。二冊で2500円ほどだったか。あと、宮城道雄の春の海その他何冊かを購入した。
二、三日前に久々にふるほん文庫やさんの存在を思い出し、検索をかけてみたところ、去年閉店し、谷口社長の行方も分からないということを知った。なんか、文庫本だけの図書館を作るとか、意気盛んだったように思うだけに、意外だ。
ネットを活用しようとしたところは、目の付け所がよかったのだろうけれど、その後のネットの急速な発達で、思うに任せない状態が続いたのではなかろうか。今やへたすりゃ文庫本の古本は、amazonで1円で変えてしまう。大規模古書店もあるし、ネットに力を入れる古本屋さんもたくさんある。
まさに往事茫々だ。
ふるほん文庫やさん、という文庫本専門の古本屋さんがあった。社長の谷口という人が、『ふるほん文庫やさんの奇跡』という本を出していたように思う。
文庫本に特化した古本屋さんで、一時期話題になったのではなかったか。入手の困難度に応じて三段階か四段階ぐらいの値段設定をしていたように思う。
わたしは、古本の検索サイトであるスーパー源氏 が運用を始めた初期の頃に、そこ経由で存在を知ったように思う。いや、ふるほん文庫やさんについては、谷口さんの本を紹介する新聞記事か何かで知ったのだったか。よく覚えていない。
ともかく、わたしがその存在を知った当時は、けっこう世の中の注目を集めていたように思う。amazonその他のサイトもそれほど大きくない頃ではなかったか。。
本拠を九州の小倉かどこかに構え、全国に賛助会員みたいなのを募り、各地の古本屋さんかの棚からめぼしい文庫を抜いてもらい、それを集約して売るってことをやっていたように思う。
わたしは、角川文庫の「宇津保物語」がないかと思い、連絡を取ったことがある。もちろん、なかった。
記憶が定かではないのだけれど、わたしはその本拠に立ち寄ったことがある。九州の久住山への山行帰りのことだ。
小倉(?)の駅からはバスに乗ったように思う。どのバス停だったかは覚えていないけれど、しばらくバスに揺られて、バス停前に店舗はあったと記憶している。
仮店舗と言った趣の店内に文庫本が所狭しと並べられていた。店内を見ることしばし、古典関係や講談社学術文庫、岩波文庫関係はそんなに充実していない印象だった。
ただ、講談社文庫版のパンセがあったのには、びっくりした。即購入を決定。二冊で2500円ほどだったか。あと、宮城道雄の春の海その他何冊かを購入した。
二、三日前に久々にふるほん文庫やさんの存在を思い出し、検索をかけてみたところ、去年閉店し、谷口社長の行方も分からないということを知った。なんか、文庫本だけの図書館を作るとか、意気盛んだったように思うだけに、意外だ。
ネットを活用しようとしたところは、目の付け所がよかったのだろうけれど、その後のネットの急速な発達で、思うに任せない状態が続いたのではなかろうか。今やへたすりゃ文庫本の古本は、amazonで1円で変えてしまう。大規模古書店もあるし、ネットに力を入れる古本屋さんもたくさんある。
まさに往事茫々だ。
2014年7月28日月曜日
旧暦7/2 気付けば元号泣県議
垂渓庵です。
セクハラやじのことを書いてしばらくして、号泣県議が一躍スターダムに躍り出た。実はわたしはあまりちゃんと彼の芸を見ていない。ちょうど忙しい頃だったのだ。でも、噂は聞いた。
気付けば、彼も県議に元がついている。週刊誌にインタビュー記事が載っていたりもする。
さて、それはともかく、彼の話から火がついて、政務調査費だったかな、の領収書があるとかないとかいう問題が全国に広がっているようだ。
これは、あれか。高校野球の特待生問題や、ホテル・レストランの食材偽装問題と同じか。
最初に発覚したところがえらいこと厳しい批判にさらされてきついペナルティ、その後、雨後の筍のようにぼこぼこと発覚したところは、なし崩し的にスルーってことになるに違いない。
未履修の問題を思い返すと、高校に勤務するわたしとしては、あまりえらそうなことは言えないのだけれど、なんだかなあ。
セクハラやじのことを書いてしばらくして、号泣県議が一躍スターダムに躍り出た。実はわたしはあまりちゃんと彼の芸を見ていない。ちょうど忙しい頃だったのだ。でも、噂は聞いた。
気付けば、彼も県議に元がついている。週刊誌にインタビュー記事が載っていたりもする。
さて、それはともかく、彼の話から火がついて、政務調査費だったかな、の領収書があるとかないとかいう問題が全国に広がっているようだ。
これは、あれか。高校野球の特待生問題や、ホテル・レストランの食材偽装問題と同じか。
最初に発覚したところがえらいこと厳しい批判にさらされてきついペナルティ、その後、雨後の筍のようにぼこぼこと発覚したところは、なし崩し的にスルーってことになるに違いない。
未履修の問題を思い返すと、高校に勤務するわたしとしては、あまりえらそうなことは言えないのだけれど、なんだかなあ。
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