2014年6月9日月曜日

旧暦5/12 句を作らせる(改訂版)

垂渓庵です。

以前から機会があるごとに生徒に川柳を作らせている。国民文化祭や全日本川柳大会などだ。

今年の国民文化祭にも生徒に作らせ句を出句することにした。小中学生の事前投句の題は、「米」「渡り鳥」「自由に作る」だ。

以前からの傾向を見るに、ご当地の名物とからませた題が出されることが多いように思われる。しかし、米離れの言われる中での「米」という題は、生徒には厳しいものとなったようだ。

というか、ご当地にちなむ題だというので、無理矢理「田園風景のなつかしさ」だの、「米の飯のすばらしさ」だのを詠む句が多かったように思われる。生徒に聞くまでもなく、あからさまに嘘だ。

ま、虚構は人間にしか作り出せないわけで、そういう意味では彼らは人間的に振る舞っているといえるわけだ。とへりくつをこねてみたところで、やっぱり彼らに嘘を強要しているわけで、こんなことでいいのかと思わないでもない。


それはともかく、主催者のホームページが、要項などのできる前のバージョンと要項などをダウンロードできるようになってからのバージョンの二つながらにネット上にあり、後者の存在に気づかなかったわたしは、つい最近やっと応募用紙をダウンロードした。

主催者が悪いというよりも、何でも残ってしまうネットというもののしまりのなさがよろしくないということになるのではないか。どうしてネットというのは、こうとっちらかった環境なんだろう。

とっちらかさないためには、誰かが何らかの判断基準で整理する必要が出てくる。当然そんなことは御免こうむるという声があちらからもこちらからも出てくることだろう。また、その声に一定の説得力もあるように思われる。

しかし、なんとかならないものかな。

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