垂渓庵です。
夢○ビという催しに行ってきた。高校生に進路選択の際の参考にしてもらおうという催しだ。たぶん。毎年インテックス大阪で行われている。
有名どころの塾や通信教育の会社、各大学などが協賛している。そのためもあってか、大学の先生によるデモンストレーション授業や有名大学の対策法など幅広いメニューが用意されている。1~7時間目まであるのだけれど、1時限あたり三十~四十ぐらいの講義が用意されている。選ぶのに困るぐらいだ。
大阪で行われるようになって5年ぐらい経つだろうか。初年度と今回と2回引率したけれど、確実に規模が大きくなっている。以前生徒を連れて行った時は、一つの建物で収まっていたはずだ。それが今回は三つも借り切っている。講義ブース(?)も増えているっぽい。
講義と講義の入れ換え時間の混雑ぶりもすごかった。いっそひどいもんだったと言ってもいいかもしれない。満員電車ですかという感じだ。高校生、いったい何人いたんだろう。まったく見たことのない制服もしばしば目にした。かなり遠方から来ている学生もいるのだろう。
ところで、下世話な話になるけれど、この催し、どういう仕組みで利益が出るのだろうか。企画運営する会社は、何らかの資料請求や発送を一括して請け負う仕事をしているようだ。たぶん大学の資料請求などに関わる会社なのだろう。とすると、参加する大学が費用を負担しているのかな。
9時~17時のインテックス大阪の使用料が3館まとめてだいたい500万円。時間外使用料も発生するとして最大700万円ぐらいか。バイトもけっこういた。時給1000円、9時~17時として一人8千円。ざっくり200人雇っていると考えて160万円。パンフなどの印刷代は、正直いくらになるのかあんまり分からないけれど、紙の媒体は、刷ればするほど割安になる。とはいえ、営業範囲が近畿圏全般~中四国に及ぶとすると結構な金額になるだろう。ざっくり500万円としておこう。これに申し込みなどのシステム構築料金が発生する。が、これは、主催する企業の業務内容から考えてお手の物だろう。
何にしても、大阪での一日の催しで発生する出費は、2000万円~3000万円か。ま、他にも見落としている経費などもあるだろうし、あくまでもざっくりとだけれど。
高校生は参加費無料だ。お金を負担するのは、大学ということになるのだろうか。参加大学はおおむね150校なので、1校あたり、20万円程度か。主催者の取り分も考えると、30万~50万というところか。
全国紙に全面広告をうつのから考えると遥かに低い料金だな。大学説明会も同時に実施できるし、大学側からすると、けっこうおいしい催しなのかもしれない。
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