2015年6月23日火曜日

旧暦5/8 坊主が上手にボウズの絵を

垂渓庵です。

こないだ、量子とか素粒子とかの本を読んだ。所長のような漁師ではなく、量子ね。量子。

なんでそんな本を読もうと思ったのだろう。暇だからとしか言いようがないのだけれど、それはともかく、なるほど量子の世界は奇妙だ。

粒子がボウズだったり、電子がスピンしてたり、クォークに色がついていたり。なんでそんなことになるのか、一から説明されると、なるほどと思う。思うのだけれど、ばかみたいな疑問がわき起こってくる。

波でもあるものがどうしてくるくる回るんだよ。とか、クォーク、可視光線の波長より小せーよ。色なんかねーよ。とか、素粒子の世代なんてありえねー。細胞分裂しねーよ。てか細胞じゃねーよ。とか、素粒子に味はありません。とか、加速器でむりやり粒子の数と種類増やしてんじゃねーよ。とか。行き当たりばったりなネーミングばっかすんな。とか。

もう一度書くが、それぞれについて言われりゃそうですかと納得できる。その瞬間は。でも、全体の中にすっきりと位置づけられない。つぎはぎ細工のような感じだ。進化をブリコラージュにたとえた生物学者がいたけれど、量子たちを巡る理論にも同じ印象を受けた。もうちょっとこうすっきりとした形にならないのだろうか。

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