垂渓庵です。
すごく久しぶりの更新だ。この前が旧暦8月なので、5ヶ月ぶりということになる。その間、とくに何があったというわけではないが、なんとなく気ぜわしい毎日だった。年末から年の初めにかけて多少体調を崩したけれど、それ意外は息災に過ごしていた。
生活に大きな変化もないけれど、このひと月ばかり、浪曲を聴くようになった。もとは同僚に浪曲の会のチケットをもらったのがきっかけだ。浪曲というと、テレビ経由で玉川良一か広沢瓢右衛門ぐらいしか知らなかった。その二人もどっちかというと、タレント的な姿を知っていたぐらいで、浪曲師としての姿は知らない。
そんなわたしだけれど、去年の暮れ、四郎若さんの熱演にホウとなり、小圓嬢さんに泣き、幸枝若さんのテンポの良さに心地よくなった。これは、もうちょっと聴くしかないでしょう、ということで、初代の幸枝若や梅鶯、東家浦太郎、寿々木米若、松平国十郎、日吉川秋斎、吉田奈良丸、広沢虎造、国本武春などなどのCDを図書館で借りてきては聴いている。
なぜ図書館か。そもそも浪曲のCDはあまりCDショップで売られていない。人気がないのか。そうかもしれない。わたしも実際に聴く機会がなかったら、浪曲を聴こうなどと思わなかっただろう。ともかく、CDショップにない以上、Amazonなどの通販ということになるが、さすがにどんなものとも分からずにいろいろ買うのはためらわれる。というわけで、視聴覚資料も案外そろっている図書館の出番ということになる。CD聴くのに図書館へというのも変な感じだけれど、手っ取り早く色々聴こうと思うと、結局図書館がいちばん便利だということになる。
というわけで、最近は職場の最寄り駅から職場までの間の往復で浪曲を聴いている。お気に入りは初代幸枝若の武蔵屋新造だ。と言ってもだれも知らないだろうな。
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