旧暦2/15 残念な人
垂渓庵です。
池袋事故の遺族のツイッターに「金や反響目当て」という誹謗中傷がなされたようだ。前から思うのだけれど、ネット環境というものは、個人的な思想、考え、ぼそっとつぶやく独り言、そういうものをいきなり公の場に引っ張り出してしまうところがある。もちろん、SNSへ投稿?しなければ、それらはごく個人的な感懐にとどまる。
飯塚受刑者が池袋で引き起こした事故に巻き込まれた方々、そのご家族は無念なことだろう。その方達に心ない言葉をなげかけるのはやはりよくない。「金や反響目当て」とツイートした方が特定されて相応の罰を受けたとしてもみじんも同情しようと思わない。
しかし、である。SNSに投稿はしなくとも、「お金目当て」というように思ってしまう人がいるだろうことも想像に難くない。でもSNSに投稿はしなかった。その人達と今回ツイッターで直接誹謗中傷してしまった人との違いはなんだろう。
誹謗中傷してしまった人の品性がよろしくないということはあるのかもしれないけれども、違いは想像力の欠如だろう。今回の残念な人は、「金目当て」などという言葉を、不慮の事故で身内や親しい人を亡くしてしまった人に無遠慮に投げかけていいのどうかをみじんも考えなかったのだ。
今回直接気の毒な事故被害者を誹謗中傷した人は、そこまで大事になるとは考えていなかったんだろう。軽薄のそしりを免れないが、今後は是非その旺盛な批判精神を誰に向けるかをよく考えるとよいと思う。個人的にはプーチンさんみたいな、強い立場にあって人を踏みにじって平然としているように思える人を攻撃すればよいと思う。どうだろう。プーチンさんを非難するサイトでも新たに立ち上げればどうか。勇気があれば、だが。
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