垂渓庵です。
ウルトラマンメビウスという作品はつくづくよくできた作品だ。
第一期、第二期ウルトラシリーズやウルトラマン80の作品世界を十分に消化した上で、それらへの言及やほのめかしを随所で行っている。
また、シリーズ構成がしっかりしているため、メビウスという作品全体でのストーリー展開の照応ぶりが半端ではない。
というようなことは以前にも書いたかもしれない。
さて、ウルトラマンメビウスの最終話直近の数話には、ハヤタ、ダン、郷秀樹、北斗星司&南夕子(!)が日替わりでゲスト出演する。他にもタケナカ参謀や帰ってきたウルトラマンの中に入っていたきくち英一さんも出演するが、ここでは置いておく。
ハヤタ以下ダン、郷、北斗らは当然メインゲストで、ストーリーとも深く関わる。そして、ラストシーンでは、共通して隊員たちの誰かがハヤタたちに感応するシーンが描かれている。その対応関係を記すと、
ハヤタ…クゼ・テッペイ隊員
ダン…アマガイ・コノミ隊員
郷秀樹…イカルガ・ジョージ隊員
北斗星司…カザマ・マリナ隊員
となる。
ウルトラ大先輩のchikurinさんは某所で、これらの組み合わせは適当に案配されたのではなく、作品世界の中で必然性を持っていることを指摘した。最終話近くまできっちりと作品世界が造形されていることが、それで分かるのである。その点について私見も交えて何回か書いてみようと思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿