垂渓庵です。
期末試験に突入している。学期末ということもあり、採点後、学期評点や高三生の五段階評定(仮)をつけたりと、しばらく慌ただしい。
その前にあるのが問題作成である。
問題作成は、手を抜こうと思えば、いくらでも抜ける。
早い話が、教科書会社の用意している指導書の問題をそのまま使うのである。今日日の指導書は、問題や解答用紙のファイルが入ったCDがついていたりして、まさに至れり尽くせりである。
しかし、それらは教科書ガイドなどと内容的におっつかっつであることが結構ある。生徒の中にはそんなものを利用している者もいることだろう。うちの授業をターゲットにした塾などというものも存在する。そんな所は使用教科書の指導書を揃えていることだろう。
となると、それらをそのまま使うのは、いかにも業腹である。というわけで、オリジナルの問題を作る。その前に、授業中に説明する教材の解釈などを指導書とは違ったものにしたりすることもある。もちろん、曲解はよくない。あくまでも許容範囲内での話だ。
そういうわけで、授業の準備や試験作りが面倒になる。指導書など消えてなくなってしまえ、と思わないではないが、作品の背景説明などは有益であったりもする。時間の制約上、なかなか自分では調べが及ばないこともさらりと触れてくれていたりするし。
そんなこんなで、今回も悩ましい思いをしつつ問題を作った次第だ。
0 件のコメント:
コメントを投稿