垂渓庵です。
今回は、アマガイ・コノミ隊員とモロボシダンとの結びつきについて書いてみたい。
ウルトラ大先輩のchikurinさんは、メビウス46話でアマガイ・コノミ隊員がダンに感応する──のみならず、実際に邂逅する──のは、作品世界の中でそれなりに必然性があることを明らかにした。要は、ダンと出会うのはコノミ隊員でなければならなかったということなのである。
コノミ隊員は、どちらかというと気弱で怖がりな可愛い系のめがねっことして造形されている。が、それでは怪獣と対峙せねばならないGUYSクルーとして失格だ。第4話で彼女は早速落ち込む。彼女は恐怖からマケット化された怪獣「ミクラス」をうまく操れなかったのである。
そんな彼女をヒビノミライは勇気づける。そしてプールに落ちた彼女のメガネを拾って、自らの目にかざし、「デュワ!」と言うことを教えるのだ。勇気の出るおまじないとして。
ああ、ここまで書いただけでうるうるときてしまう。
他の隊員達もまことにすてきなフォローをし、ついに彼女は勇気を取りもどす。そして、「デュワ!」と口にして、マケット怪獣のミクラスを繰り出して、怪獣に戦いを挑むのである。
ここまで読んで、まだダンとコノミの結びつきを理解しない人とわたしは文学を語りたくない。コノミはダンと出会わねばならないし、またダンの心の声に気付かねばならないのだ。それは作品の内的必然性というものだ。
などと偉そうに書いているが、これを教えてくれたのは、chikurinさんだ。chikurinさんに感謝、である。
「傷だらけの絆」では、シリーズ中ベスト三には入る(と思っている)名言「ありがとう、今日は君のおかげで四分間戦えた」という、ミライの台詞(心内語)がありますね。
返信削除chikurinさん、ブログの管理画面にしばらく入っていなかったのでコメントに気付きませんでした。
返信削除そうそう、そんな名言がありました。いまはマックスを少しずつ見ているところです。メビウスにつながる作品だけあって、旧シリーズへのオマージュがはんぱないです(笑)