垂渓庵です。
今年卒業した生徒が時々職場に遊びに来る。大学も一段落したので顔を出してみよう、というところなのだろう。
当然私服でやってくる。彼らとは六年間のつきあいになるが、私服姿を見る機会はあまりなかった。彼らが私服で私達の目の前に現れるのは、宿泊行事の自由行動日ぐらいではなかったか。その際は、全員が私服姿であり、こちらも全体指揮などで慌ただしいため、誰がどんな服装でいるのかなんて、目につかない。そもそも気にならないし。
が、この時期にやってくる生徒については別だ。気の合う友人二、三人で連れ立ってくるというパターンが多く、少人数を相手にすることになるので、いやでも一人一人の服装が目についてしまう。で、センスの善し悪しに気づくこととなる。中には、服はお母さんが買ってくるという剛の者もいる。その場合は、お母さんのセンスに気づくこととなる。
大学生になっておしゃれに気を使い出しましたってのもいようから、ファッションセンスはまだまだ発展途上だと考えておいた方がいいとは思うけれど、それにしても、それはいかがなものか、という服装で来る者もなくはない。男子の場合は突っ込みを入れやすいが、女子の場合はそのクエスチョンマークをつけたくなるセンスに触れないですますことが多い。こないだやってきたきみ、きみのことを言っているのだよ。
0 件のコメント:
コメントを投稿