2014年9月29日月曜日

旧暦9/6 大阪府立高:「開かずの図書館」2割

垂渓庵です。

今回は本来なら「図書館開館祝詞」の本文を紹介するはずだったけれど、前回のエントリーを投稿してから、毎日新聞電子版に今回のタイトルを冠した記事があることを知った。22日付けの記事である。

いったいどうしてそんなことになるのか。学校の怪談? 都市伝説? そんなものが新聞でとりあげられたりしないだろう。記事にするのは「恐怖新聞」ぐらいのものだ。

殺人事件や不審死が重なった? 名探偵○ナンや金○一少年が過労死で倒れるに違いない。何か出るのか? 妖怪ウ○ッチじゃあるまいし。じゃあなんだ。

何はともあれ、記事の一部を引用してみる。



大阪の府立高校の約2割にあたる24校の図書館が、昼休みや放課後などに生徒が利用できない「開かず」の状態にあり、府監査委員が改善を求めるこ とが分かった。近く監査結果を公表する。2009年に行政改革で専任の学校司書が廃止され、業務を割り振られた教職員の手が回らないのが理由。府教委は司 書の代わりに全教職員が協力して図書館業務をカバーするため、各校に運営組織の設置を指示したが、約4分の1にあたる34校で未設置となっている。
2009年に行われた行政改革…。みなさん、学校図書館で何が起こったか、なんとなく想像がついたんじゃないか。記事の先の方を見てみよう。

2014年9月26日金曜日

旧暦9/3 図書館の開館に際して配慮すべきこと

垂渓庵です。

せっかくだから、「祝詞大祓全集」に載っている祝詞を紹介してみよう。

どうせなら、珍しいところをいってみよう。

今回は、「図書館開館祝詞」だ。今時、会館に際してそんなものをとなえたりはしないだろう。

祝詞の独特の文体は入力が少し面倒なので、今回は、祝詞の前に着いている著者のコメントをまず紹介しよう。

2014年9月24日水曜日

旧暦9/1 祝詞いろいろ

垂渓庵です。

祝詞(のりと)というものがある。七五三の折などに、神社で神主さんがむにゃむにゃと唱えるあれだ。他にも地鎮祭や神前の結婚式などでも唱えられることがある。

あの祝詞にはある程度定型がある。子供の幸せを祈ったり、工事の無事や結婚の祝福などを祈願したりするために、パターンに則って神様に語りかけるのだ。

手紙文が、拝啓で始まって、時候の挨拶、本題、敬具で止め、場合によっては追伸に続くのと似たようなものだ。

本の部屋の整理をしていて、そのパターン集が出てきた。書名は「神道大祓全集と解説」。著者は「阪井正卿」。表紙には、「興風書院蔵版」と印刷されているが、奥付を見ると、発行所は「仏教新聞社」とある。業界紙だろうか。昭和十四年に出版されたものものだ。

だいぶ前に古本屋さんで買ったものだが、すっかり忘れていた。

2014年9月22日月曜日

旧暦8/29 むすんでひらいて壊れました

垂渓庵です。

今日の内容は、世の中的には周知の事柄なのかも知れない。が、わたしは、ちょっと「へえ」と思ったので書いてみる。

『むすんでひらいて』という歌がある。誰もが知っている歌とメロディーだと思う。

あの歌には、別の歌詞があるのだと大学時代の先輩のニシさんから聞いたことがある。

ものすごく曖昧なのだけれど、「むすんでひらいて」の部分が、「見渡せば春柳(はるやなぎ)」となっていたように思う。

なぜそんなことになるのか、忘れてしまった。

今日はそれが本題ではない。今日の本題は…

2014年9月20日土曜日

旧暦8/27 しませんでした

垂渓庵です。

スコットランド、独立しませんでした。

独立賛成派、反対派の割合は、依然として伯仲しているけれど、事前調査よりも差が開いた形で独立反対派が上回った。

わたしの予想は外れてしまった。 やはり、百年以上前のたった二つの小説を基にしたぐらいでは、当たるはずがなかったか。

よーし、次は何を予想するかな。あれか。大阪都は実現するかどうかか。あるいはイスラム国の今後か。集団的自衛権の今後か。AKBの次のセンターか。

確実に言えるのは、これだけ雑多なレベルのものを並べている時点で、確度の高い予想などムリなのは目に見えているということだな。つるかめつるかめ。

2014年9月18日木曜日

旧暦8/25 独立するのか

垂渓庵です。


このところ、ちょっとばたばたしていて、あまり丁寧にニュースや新聞を見ていない。というわけで、スコットランドが独立することになるのか、よく分からない。最近のアンケート調査によると、僅差で反対派が有利だということだったように思うけれど。

文学の世界に目を向けると、スコットランドとイングランドの対立が窺える作品が目につく。

と言うほどいろんな作品を読んでいるわけではないけれど、思いつくものがないこともない。

2014年9月16日火曜日

旧暦8/23 ダブル吉田と珊瑚礁

垂渓庵です。

前回の「朝日新聞の往生際」には、実はまだ続きがある。はっきりしないので、曖昧にぼかして書いたけれど、「吉田調書」にしても「吉田発言」にしても、確信犯的に嘘を書いたのではないかという疑いがあるらしいのだ。

2014年9月13日土曜日

旧暦8/20 朝日新聞の往生際

垂渓庵です。

朝日新聞社社長が、「吉田調書」や「吉田発言」について、記事は嘘でしたと謝罪した。

ニュースステーションでは、朝日新聞の論説委員の方だったかな、その人も謝罪したようだ。

紙面でも「吉田発言」は嘘でしたという検証記事を載せたのだったか。

ま、間違いは誰にでもある。間違ったら訂正すればいいし、迷惑をかけたなら謝ればいい。それだけのことだ。


が、である。朝日新聞の記者も論説委員も社長も──ひょっとして朝日新聞の社員はどいつもこいつもなのか? と思わず疑いたくなってしまう──極めて往生際の悪いというか、見ていてあからさまに不快な物言いをする。

2014年9月4日木曜日

旧暦8/10 黒岩涙香のかぎかっこ

垂渓庵です。

黒岩涙香というジャーナリスト、翻訳家がいた。有名な人なので当然ご存じの方も多いことだろう。

先日、その涙香の「血の文字」という翻案小説を読んだ。目科(めしな)という探偵が活躍するものだ。目科の奥さんがワトソン役の語り手と推理を闘わせるというのが、ちょっと変わった趣向だったけれど、今はそれが本題ではない。

この小説、かぎかっこの処理がとても変わっているのだ。kindleで読んでいるので、元々の本の体裁と全く一緒なのか分からないところもあるのだけれど、だいたいこんな感じになっている。

2014年9月1日月曜日

旧暦8/8 ハウル?

垂渓庵です。

先日、『マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋』という映画を見た。ダスティン・ホフマン、ナタリー・ポートマンが出ている映画である。映画の内容については省略。と言っても、面白くなかったわけではない。ちょっと手抜きしようというわけです。いろいろ紹介しているサイトもたくさんあることだし。

さて、その映画の一シーンで、登場人物がとびらを開けると、目的の場所ではなかったのでとびらを閉め、横の昔のエレベーターの行く先階指示用のレバーみたいなのを回してとびらを開けると、目的の場所になっていた。どこかで見たなと思っていると、子どもが、「ハウルだ」と言う。なるほど、『ハウルの動く城』にそんなシーンがあった。