垂渓庵です。
昨日は一日冷たい雨が降っていた。ところで雨粒はどんな形をしているのだろう。答えは肉まんに近い形らしい。ネットというのは便利なもので、ちょっと検索するだけですぐに答えが出てくる。
ところで雨はイラストでどんな風に表現されているのだろうか。これも答えを確認するのは簡単で、「雨 イラスト」とでも入力して検索すればいい。ただ、こちらの答えはちょっと複雑で、水滴様のもの、線状のもの、点線状のもの、水滴が線状に連なったものなど、いくつかのタイプに分けることができる。が、上に書いた実際の雨粒の形が基本肉まん型らしいのに比して、ちょっと変わっているということができる。
古典では激しい雨のことを「車軸の雨」と表現することがある。車軸のように太く長い雨が降っていて、雨脚が強いということを言う言葉らしい。
雨粒は実は肉まん型だと言われても、感覚的には線状のイラストあるいは「車軸の雨」という表現の方が感覚的にぴったりくる場合があるように思う。激しい雨については、線状にというか棒状にというか、そんな風にある程度の長さを持ったものとして降るというイメージを抜き去りがたい。少なくとも私には。
これは降り来る雨粒を雨粒として捉えきれない我々の分解能の限界によるのかもしれないが、 そのように、我々が現実をそのまま切り取っていると思い込んでいる「事実」が、実は現実を正しく反映していないことがいくつもあるのだろうと思う。
ということを昨日の雨のつれづれに考えた。 暇人かおれは。
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