垂渓庵です。
昨日紹介したように自分の作った句を時々紹介しているが、その際につけるコメントがなかなかに難しい。
わたしは句の見た目の訳の分からなさからすると意外かもしれないが、かなり具体的な場面から句を作っていることがある。ストレートに句にしないから、訳の分からない見た目の句ができあがると言ってもいい。そこらへんの事情を具体的に説明すると、なんだそんなことかというような反応をされることがある。
わたしの採用している句の作り方はもちろん我流だけれど、気持ち的には、橘高薫風さんの方法のごく拙い模倣だと考えている。もっとも、薫風さんの句は完成度が高く、自解してもな~んだというようにはならないと思うけれど。同僚が薫風さんの不可思議な句の裏に潜む具象性というようなものを解説してくれた際には、ほんとになるほどという感じだったし。
それはともかく、自分の句について語るというのは案外難しいことだと最近実感している。そういう意味では会津八一という人はたいした人ではないかと思ってみたりする。
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