2012年7月2日月曜日

旧暦5/13 ひどい話

垂渓庵です。

世の中には絵に描いたようなひどい話がある。今日ここにご紹介するのもそんな話の一つだ。

だいぶ前のことになるけれど、子供の三ヶ月検診があった。そこそこ順調に育っていたので結果を心配することもなく仕事をしていた。そもそも今日が検診だというようなことも覚えていたかどうか。

午後遅く、携帯に着信があるのに気づいた。妻からだ。すぐに電話をほしいという伝言メッセージがあった。何だろう。電話を入れてみると、なんと検診で子供の命に関わる問題があると指摘されたという。青天の霹靂とはまさにこのことだ。わたしも動転していたのだろう。話がきちんと呑み込めず、聞き直した。

妻の話では、以前子供がけいれんのような動きをしたことが気になっていたので話したところ、お医者さんが「こうか。それともこんな風か。こうだったか」とあれこれしぐさをしたのだそうだ。で、その中に子供のした動作と近いのがあったので言ったところ、「それは非常に危ない。熱性けいれんなんかと違って、段違いに悪いものの可能性が強い」と言われたという。おまけに、「染色体が…」と言いかけて、「これ以上言うと夜眠れなくなるだろうから言わない。とにかくその動きをしていた時は、脳がショートしているような状態になったと思えばいい。とにかく至急に脳波とMRIの検査をしないといけない。紹介状を書いてあげるので、行きなさい」と強く勧められたのだそうだ。

妻はかなり動転している様子だ。わたしもとても驚いた。が、とにかく事が事なので、教頭に簡単に事情を話し、翌日欠勤させてもらい、市民病院に行くことにした。

その晩妻はまんじりともせず明かしたようだった。わたしは原稿の締め切りがあったのだけれど、全然はかどらない。結局ほとんど書き進めないうちに、いつの間にかパソコンの前でうとうとしてしまった。そうして翌日を迎えた…。いよいよ紹介状を書いてもらった総合病院で検査、ということになった。

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