2012年7月4日水曜日

旧暦5/15 聞いてみた

垂渓庵です。

一昨日と昨日に記した香ばしい体験について、某公立総合病院に勤務する卒業生に聞いてみた。結果は予想通りだ。

聞いたのは、検診医に検査の結果は知らせないのか、同じようなことが何度も起こるのなら、その人に検査をした医師なり病院なりからクレームを出さないのか、行政は検診医から外さないのか、の三点だ。

一つ目については、よそではどうか分からないけれど、自分の勤務する病院では当然結果は知らせているし、よそでも同じなんじゃないかということだ。確かにそれがもっともだという気がする。

二つ目については、その検診医が年配の医者の場合、自分のような年齢、立場の者はなかなか言いにくいというものだった。医者の世界というものも結構な縦割り社会なのだな。ちなみに、わたしは言うべきことがあれば言う方だろうと思う。そのせいで遙かに先輩の某実技の先生を泣かせたこともある。が、やはり言うべきことのハードルは、年配の先生に対してはかなり上がるような気もする。病院からのクレーム=診察をした小児科医からのクレームってことになるだろうから、それもあまりないだろうとのことだ。

三つ目については、何とも言えないとのことだ。検診を受けた家庭からクレームが相次ぐようなことがあった場合はそういうこともありうるといったところのようだ。二つ目と同じ理由によって、検査を依頼される病院の側から検診医へのクレームを行政に上げることもないかも、って感じらしい。

もちろん、重大な過失があればその限りではないようだけれど、少なくとも検診時の不適切な言動は、重大ってことではないらしい。卒業生を批判しても仕様がないので黙っていたけれど、人の命を預かる職業である以上、命に関わる発言を軽々しくするのは、実は重大な問題だと思うのだけれど、どうか。

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