2012年8月24日金曜日

旧暦7/7 自由研究──研究編

垂渓庵です。

前回示したいくつかのリメイク作品について考えてみたことを少し書いてみる。


前回の一覧を見てみると、一つの傾向があることに気づく。だいたい10年あるいは20年の間隔を空けてリメイクされているのだ。そう考えると、聖闘士星矢は若干間隔が空きすぎている感じがするが、ウィキペディアによれば、本放送終了後も続編が別の雑誌で掲載されたり、2003年以降OVA が新たに製作されたりしているようなので、20年の間隔が空いている作品と同様だと考えていいのではないか。

さて、この10年、 あるいは20年という間隔はどう考えたらいいだろう。おそらく20年の方は、親も取り込もうという意図なのではないかと考えられる。人気のある定番作品であればあるほど、親の世代も見ていた可能性が高いし、子供に受けるかどうか予測も立てやすい、ということなのではなかろうか。親が率先して子供をその作品に誘導するかもしれないし。


10年の方はどういうことなのだろう。前作を再放送で使い回して古さが見えてきたところでリメイクということなのだろうか。しかし、昔ならともかく、今時アニメ番組が繰り返し再放送されるなんていうことがあるとも考えにくい。むしろ、旧世代がアニメの視聴層から退場し、リメイクを新鮮な感覚で新たな視聴層が受け入れるのに必要な年数が10年ということなのかもしれない。

いずれにしても、こんなところにも研究の種は転がっているのだった。どういうまとめだ。それにしても、鬼太郎のリメイク回数は半端ではない。鬼太郎強し。次は来週月曜の更新です。

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