垂渓庵です。
先日、ある飲み会の場で、このブログのコメント欄が記入しにくいという指摘を受けた。確認すると、確かに投稿者の欄が面倒なことになっている。設定をいじってみるとハンドルネームや匿名での投稿も可能になった。というわけで、inaへ。こんな感じになりました。
さて、AO/推薦入試についてもう少し考えてみよう。
昨日も書いたように、AO/推薦入試は早期化&多様化している。受験機会が増えることになるし、うまくすれば早くに合格を決めることもできるので、生徒的には結構なことだと言いたいところだが、そうとばかりも言えない。
ペーパーテストとは異なる試験を課されるタイプの入試の場合、どうしても生徒の負担が大きくなってしまう。しかも、往々にして、その準備の方に熱中してしまう。それで合格すればいいが、そううまくいくはずはない。不合格だった場合、当然ペーパーテストのための勉強のモチベーションが一時ダウンしてしまう。その影響は小さくないのである。
複数のAO/推薦入試の受験を考えている生徒なんて悲惨だ。それぞれにやらねばならないことが異なってしまうのだ。A大学=事前エッセーとプレゼン、B大学=小論文と面接、C大学=リスニングとペーパーテスト、てな具合だ。いったいいつ学力をつけるんだ。
本人的には、そんなの非効率的だからやめりゃいいじゃん、とはなかなかならない。場合によっては、保護者も積極的なこともある。わたしが保護者なら、そんな恐いことはさせたくないと思うのだけれど。やむなく、懇談時に負担の大きさとそのリスクについて説明することとなる。必然的に懇談の時間は以前よりも増大する。
懇談の時間の増大ぐらいで済めばいいが、それらの一連のお祭り騒ぎが一段落するまで、いわゆる受験勉強への生徒のモチベーションを、どうやって維持するか、難しい舵取りが求められるのである。今なら急流下りの筏師になれるかもしれない。
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