2012年6月28日木曜日

旧暦5/9 精進精進

垂渓庵です。

今も川柳の句作りを続けている。わけが分からぬままに作り続けているところだ。決して川柳の王道に連なる作品ではないけれど、それでいいのではないかと思っている。好むところをちまちまと行く。読書傾向と似ているかもしれない。

と もかく、何かを生み出すのは面白い。受検関連の教材作りをさせてもらうのも、そんな面白さが動機の一つにある。面白くて幾許かの収入にもなるのだから一石 二鳥だ。いや、そこで工夫したことは授業でも応用できるから、一石三鳥かもしれない。と言う割には締め切りが守れずに編集さんにご迷惑をかけてしまうこと があるのはどういうわけだろう。

閑話休題。川柳の話だった。某所に投句したものが今回も何句かとられていた。というわけで、久々に川柳の近作を紹介しよう。

2012年6月27日水曜日

旧暦5/8 読まない楽しみ

垂渓庵です。

おとついの日記にわたしの大まかな読書傾向などについて述べてみた。好きな作家については、書くと長くなるので割愛したが、チャペックと北杜夫さんとホーガンさんについては、「直球勝負」シリーズに書いたので、そちらをご覧下さい。

さて、最近読んでいる本を挙げてみよう。

2012年6月26日火曜日

旧暦5/7 伊藤博文の英語力

垂渓庵です。

さて、先日大隈重信の乳母車姿を今日に伝えてくれる金子堅太郎の話を紹介した。

今日は、同じく金子堅太郎の伝える、伊藤博文の英語力についての逸話を紹介しよう。やはり、『戊辰物語』からの引用だ。はたして伊藤の英語の実力は如何。

2012年6月25日月曜日

旧暦5/6 何を読む

垂渓庵です。

耽読翫市というブログ名を見ても分かるように、などと断るまでもなくおわかりだろうと思うけれど、わたしは本を読むのが好きだ。SFや時代小説やミステリーなども好きだし、比較的読む方だと思うけれど、どちらかというと一般受けしそうにないものを読むこともよくある。

2012年6月22日金曜日

旧暦5/3 物忘れ

垂渓庵です。

最近物忘れが目立つようになってきた気がする。書類の作成や仕事の予定などをしばしば忘れるのだ。

もともと書類仕事は好きではないので後回しにしがちで、そのまま忘却の淵に沈むこともないではなかった。けれど、それはやはりレアなケースだったように思う。それが今では、後回しにするまでもなく忘れている。いかぬいかぬと反省するが、忘れるのは不可抗力のような気もするので、反省しても仕方がないのではないかと思ってみたりもする。

仕事の予定にしても同じようなことが言える。もともと教材研究などは別として、さまざまな雑務やそれに伴う出張などは好きではないので後回しにしがちで、以下同文。

もちろん、直接生徒の進路などに関わる書類作成や出張などはその限りではない。一大発心して早く片付けることにしている。生徒が困ったりしては、やはりよくないし。

2012年6月14日木曜日

旧暦4/25 馬の引く乳母車──大隈重信の名誉回復か

垂渓庵です。

昨日書いたように、大隈重信が明治維新期に乳母車を乗りまわしていたというのは、どうも確からしい。けれど、ひとつ疑問が残る。おとついの記事を思い出してほしい。金子堅太郎がボストンで見た乳母車は、馬が引いていた。馬の引く乳母車なんて本当にあったのだろうか。ひょっとして金子の聞き違いではないか。

ちょっと気になったので、さらに調べを進めてみた。ひょっとしたら大隈の名誉も回復されるかもしれない。ま、されなくてもわたしとしては余り困らないが、乗りかかった船というやつだ。大隈が乗っていたのは乳母車だけれど…。

2012年6月13日水曜日

旧暦4/23 濡れ衣?──大隈重信の乳母車

垂渓庵です。

昨日の大隈重信の乳母車姿だが、そもそも本当に大隈は乳母車に乗っていたのだろうか。金子堅太郎の思い違いということはないのだろうか。大隈の姿を見かけたのと、ボストンで乳母車を目にしたのとがずいぶん離れた時点での出来事なら、その線も出てくるのではないかという気もする。

気になるので、少し調べてみた。

2012年6月12日火曜日

旧暦4/23 乳母車と大隈重信

垂渓庵です。

最近、『戊辰物語』(岩波文庫)という本を読んでいる。明治維新前後を生きた人達の聞き書きのようなもので、東京日々新聞に連載された。佐藤忠男さんの解説にもあるように──と書いたものの、佐藤忠男さんがどんな人なのか実はよく知らないのだけれど──、とても面白い本だ。

その本に次のような一節がある。

2012年6月11日月曜日

旧暦4/22 査察官の憂鬱(完全版)

垂渓庵です。

先週金曜にアップしてしまった未完成版の完全バージョンです。すまぬすまぬ。

メビウスという作品に気づき、最終話近くの視聴をしていた時に気になったことがある。それは、トリピーことトリヤマ補佐官が「彼は私のかけがえのない部下だ!」と名啖呵を切った相手、メビウス引き渡しを要求する、政府のシキ査察官に関することだ。

2012年6月8日金曜日

旧暦4/19 君の名は

垂渓庵です。

ウルトラマンメビウスの視聴という長い旅に出て、以前から抱いている疑問がまたもや頭をもたげてきた。

まずは、次の一覧をご覧いただきたい。

第 7話 ファントン星人
第16話 マグマ星人・バルキー星人
第23話 アンヘル星人「トーリ」
第32話 メイツ星人「ビオ」
第34話 リフレクト星人
第35話 ババルウ星人
第36話 サイコキノ星人「ピノ」
第39話 サーペント星人

第43話 異次元超人ヤプール
悪質宇宙人メフィラス星人
策謀宇宙人デスレム
冷凍星人グローザム
第48話 エンペラ星人

メビウスに出てくる宇宙人をウィキペディアから抜き出してみた。どうだろう。不思議なことに気づかないだろうか。

2012年6月7日木曜日

旧暦4/18 うわあ

垂渓庵です。

うっかりして昨日と今日、完成させないうちに記事をアップしてしまった。すみませぬすみませぬ。後でアップし直します。

2012年6月6日水曜日

旧暦4/17 何故にとウルトラファイト(完全版)

垂渓庵です。

わたしは帰ってきたウルトラマン以降の第二期ウルトラシリーズの諸作品よりも、第一期ウルトラシリーズに属するウルトラマンやウルトラセブンの方に滅法思い入れがある。マンやセブンが放映された頃、わたしはこの世に生を受けて幾許も経っていない。一方、帰ってきたウルトラマンの放送は、小学校に上がるか上がらないかの頃だ。当然、世代的にはマンやセブンよりも、帰ってきたウルトラマン以降の作品の方にシンパシーを感じそうなものだ。

どうしてそうじゃないのか。考えてみれば不思議なことだ。なぜなんだろう。

2012年6月5日火曜日

旧暦4/16 第二期

垂渓庵です。

というわけで、ウルトラマン80登場の回以降、ウルトラマンメビウスの視聴を始めたわけだが、実はメビウスの存在自体はそれ以前から知っていた。

たまたまテレビのチャンネルを変えている時に──むかしならチャンネルを回している時にと書いているところだ──、次回予告でオオトリ・ゲン=ウルトラマンレオが登場するらしいと知って驚いたことがあったのだ。

2012年6月4日月曜日

旧暦4/15 長い旅あるいはウルトラマンメビウス

垂渓庵です。

ここのところウルトラマンメビウスを初回から見直している。きちんと初回から順番通りに見るのは、今回が初めてのことだだ。少しずつ見続けて、やっと35話にたどりついた。最終50話まであと少し。長い旅も終盤にさしかかっている。

メビウスは毎回泣きの演出が行われ、作品が有機的に関連しあっている、とても面白い作品だ。順番通りに見ていなくともそれぐらいは理解できていたけれど、今回、初回から見続けて、あらためてそう感じた。

そもそもメビウスという作品の視聴を始めたのは、本放送時に残り十話足らずとなったころのこと。大学の先輩で、川柳の先輩でもあるchikurinさんに奨められてのことだった。chikurinさんは、本放送終了後も年一回はメビウスを視聴し直すことにしているという剛の者だ。年によっては、一回ではきかないこともあったのではないか。

2012年6月1日金曜日

旧暦4/12 昼夜兼好

垂渓庵です。

『徒然草』を読んでいくと、前後で矛盾していると思えることがけっこうたくさん書かれていることに気づく。たとえば、「子供はない方がいい」(6段)と「子供がないと万のあわれは分からない」(142段)。また、「酒を他人に勧めると罰が当た る」と酒はよくない的なことを言っているかと思うと、「風流の酒はいい」と言ってみたり(175段)などなど。活字本の解説でもたいていその点に触れら れているはずだ。


今週記してきたように、人間の常として、前後で矛盾しているかに思える言動は避けられない。というよりも、それが人間だと考えることができる。そういう意味では、兼好が述べているのはその時々の真実であって、普遍妥当的な真理ではない、と見ることができるだろう。