2013年9月11日水曜日

旧暦8/7 作家の旬

垂渓庵です。

先日卒業生から残暑見舞いというか、葉書がきた。鳥取に行った生徒である。元気にやっているようで、そのうち鳥取の梨を送りますとあった。自由研究をずっとやっていて、その関係で行きたいと思い続けていた学科に行けた子だ。きっと熱心に勉強に励んでいることだろう。がんばってほしいと思う。

梨は今がちょうど旬だ。わたしぐらいの世代だと、たぶん鳥取と言えば梨、梨と言えば二十世紀梨という回路が出来上がっていると思うが、最近の梨事情はもっと複雑なもののようで、おつかいでスーパーに行くと、以前は聞いたこともない品種のものがいろいろ出回っている。どうもそれぞれに収穫時期も微妙に違うようだ。


ところで、作家に旬というものはあるのだろうか。ということを思ったのは、他でもない。先日原田宗典さんが覚醒剤か何かを所持していて逮捕されたというニュースを見たからだ。

実はわたしは原田さんの本を一冊も読んだことがないので、どんな感じの作品を書いているのかまったく知らない。ただ、学生時代の終末期か現在の職場に勤めだして以降かによく名前を聞いていたように思う。

逮捕のニュースを見て、そういえば最近名前を聞かないよなと思ったわけなのだ。で、ウィキペディアを見てみると、ここ数年は著書が出版されていないようだ。正直言ってわたしもすっかり原田さんの名前を忘れていて、逮捕のニュースを見て反射的に思い出したのは、宗田理さん。ぼくらシリーズの作者が捕まった! と思ってしまったわけだ。宗田さんすみません。

ちなみに、これもウィキペディアの記述に因るのだけれど、宗田理さんは、現在八十五歳。ぼくらシリーズの最新作は2010年に出版されている。八十歳をこえて新作を書いてる。すげえ。

この違いは何なんだろう。それにしても宗田さん、すごすぎる。生涯現役ってことだろうか。ぜひ新作を発表してもらいたいものだ。

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