2013年5月2日木曜日

旧暦3/23 こんな記事を見つけた

垂渓庵です。今日はブログの更新の日ではないけれど、臨時で更新だ。

毎日新聞に次のような表題の記事が載っていた。


【水俣病:熊本県、控訴取り下げへ 判決確定後に認定方針】

一部引用しよう。
『熊本県水俣市出身の大阪府豊中市の女性(87歳で死去)が県に水俣病認 定を求めた訴訟で、最高裁が原告敗訴とした2審・大阪高裁判決を破棄し、差し戻したことを受け、蒲島郁夫熊本県知事は訴訟継続を断念することを決めた。』
『県は大阪高裁の差し戻し審も、最高裁判決に沿って判断される可能性が高いとして、訴訟継続を断念した。』
『女性の長女(68)は「認定申請してから40年近くかかったけれど、頑張ってきたかいがあった。(母 が)最高裁で判決を聞く直前に亡くなってしまったのが心残りですが、(認定されることで)願いが一つだけでもかなうのはうれしい。たくさんの人にお世話に なって、ここまでこれたことに感謝しています」と話した。』

県の訴訟取り下げは妥当だろう。「最高裁判決に沿って判断される可能性が高いとして、訴訟継続を断念した」とあるところには少しひっかかるけれど。そうじゃなければ訴訟を継続したってことか。

実質的な初代環境庁長官の大石武一がかかげた、「人間尊重の精神」に則って訴訟を取り下げた、っていうんならどれだけよかったろう。

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