2012年5月8日火曜日

旧暦閏3/18 ウルトラマン№6

垂渓庵です。

太郎君がはまっていたウルトラマンタロウは第二期ウルトラシリーズに属する作品だ。ウルトラQ、ウルトラマン、ウルトラセブンが第一期ウルトラシリーズを構成し、帰ってきたウルトラマン、ウルトラマンエース、ウルトラマンタロウ、ウルトラマンレオが第二期ウルトラシリーズの作品だ。


以前どこかに書いた覚えがあるのだけれど、わたしはどちらかというと第一期ウルトラシリーズを好む。これはウルトラマンやウルトラセブンの方がテレビで再放送されることが多く、より親しんだためということもあるだろうけれど、作品として見た場合、総じて第一期のものの方がポテンシャルが高いことにもよる。

もっとも、ここらあたりは、主に親しんだのがどちらであるかによって意見が分かれるところもあるようだ。特に第二期ウルトラシリーズに親しんだ方たちのブログを読んでいると、第二期の良さを喧伝することが多いように思う。第一期よりも優れている的なことをお書きの場合も多い。

が、作品を冷静に見た場合、やはり第二期の方が見劣りするところが多いと言わざるを得ない。その差を見ようとしないのはひいきの引き倒しというものだろうと常々思っている。もちろん、第二期の諸作品にも優れたものは存在する。新マンの「怪獣使いと少年」などはその典型だ。しかし、初代ゼットンと二代目ゼットンの造形の差が象徴的に表しているように、両者の差はいかんともしがたい。

このように書くわたし自身、世代的にはどちらかというと第二期寄りだ。正直少し残念なところもあるのだけれど、事実は事実だ。

と長らく思っていた。それがひょんなことから子供がタロウを気に入って、DVDで順番に見るのにつきあっているうちに少し考えが変わってきた。もちろん、作品としての評価を変えようというのではない。そうではなくて主題歌だ。

これはなかなかにいいものではないかと思うようになってきたのだ。軽快でリズミカルにとばす曲作り、「何かが地球に」の部分で転調する心地よさ。気づけば子供だけではなく、ウルトラマンに特に思い入れのない妻までが鼻歌で歌っている始末だ。

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