垂渓庵です。
最近気づいたことがある。都心部や繁華なところではわりとよく起こることだ。
道を歩いていて、進路上を向こうから人がやってくる。そんな時に、よけるそぶりも見せずに直進してくる人が増えているような気がするのである。特に若い連中に多い気がする。うつむいて携帯を見ているかイヤホンをつけている。その両方という場合もけっこう多い。 彼らは周りに注意を払っていないわけだ。
普通は気づいて接触するよりもかなり前のところで少し進路を変更するはず。わたしもそうする。が、そんな素振りを全く見せない相手もいる。そういう場合は、こちらも進路を変更を中止し、接触あるいは衝突ルートを進む。
それでも接触することはまずない。直前で向こうが回避行動をとれば、こちらも接触あるいは衝突を避けるべく、最低限の進路変更、姿勢変更をするからだ。もちろんこれは徒歩だからこそ可能なことなのであって、自転車や車に乗っているときならまず事故に至るに違いない。もちろん相手が車の場合はわたしもそんなことはしない。
滅多にいないが、接触コースを進む者の中には、そうした行動をとらない者もいる。そういう場合は当然のことながら接触することになる。中にはかなりひどくぶつかることになる方もいたり。
そういう滅多にいない者にはだいたい似た特徴がある。思い詰めたように前方を凝視して歩いているのだ。接触にまで至る者の中に携帯を見ていたりイヤホンをつけたりしている者はむしろ少ない。前方を凝視してただただ直進を続ける方たちは、いったい何を見ているのだろうか。あるいは見ていないのだろうか。何かかわいそうな気がする。気がするけれど道を譲ってやったりはしない。
彼らが車に乗った場合はいったいどういうことになるのか、あまり考えたくない気がする。自転車の場合でもだな。自転車に乗っている方々の中には、狭い歩道でも歩行者が譲って当然だとでもいうような乗り方をする人がいる。あの中には一定の割合で思い詰めたように前進し続ける方たちも含まれているはずだ。
狭い道で歩行者が譲れ的な走り方をしている自転車に行き会っても、わたしはどいてやらないけれど、今のところ接触されたことはない。徒歩と自転車とでは前方凝視タイプの人の行動パターンも変化するということなのかな。
中にはやたらにベルを鳴らす手合いもいる。そういうのは、前方凝視タイプとは違う、ただの横柄な輩だ。よけいに無視してやるに限るというものだ。もちろん、追突されたりするのは嫌だから、後ろから来る場合は振り返ってじっと見る。
当然、自分が自転車に乗る時は、よほどのことがない限りベルは鳴らさない。道幅いっぱいに広がって歩いている老人集団や学生集団、おばちゃん集団を追い越す時ぐらいだ。
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