2012年5月18日金曜日

旧暦閏3/28 抜本的

垂渓庵です。

先日の行事も含めて、子の通っている園の方針は、保護者も巻き込む的な面が強いように思う。もともとそういう方針できたものと思える。


うちの場合は妻に比較的時間があるのでまあいいとして、そうでない家庭は、あの園に子供を通わせるのはなかなか難しいのではないだろうか。やっぱり共働きの家庭が増えているだろうし。

どうも妻情報によると、やはり園に通う子供の数は漸減傾向にあるらしい。兄弟を何人か通わせたお母さんの話だということだから、ある程度信憑性はあるのではないか。となると経営者としては、児童獲得のためのてこ入れをしたいところだろう。

そういう目で見ると気づくのが、ここのところのいわゆるプレへの力の入れようである。三歳前の子を園に通わせるというあれだ。親子一緒にというところもあれば、子供だけ、両者併用ってところもあるようだ。子供を幼稚園にスムーズに通わせたいっていう親心を突いたメニューだと言える。

もともと各地の幼稚園がプレを始めた理由は知らないけれど、今では児童の囲い込み的な面が大きいのではないかと思える。プレに行っておけば優先的に子供が園に行けるみたいな特典がついているところが多いのではないか。プレに来ないと通えませんよ的な臭いを発散させるところもあるのではないかと思う。

その点、うちの子の通う幼稚園は、どちらかというと理想に傾いていたというか、これまで比較的縛りがゆるい方だったと思うのだけれど、どうもここのところその方針が変わってきているようだ。プレに割く人手も増えているようだし、囲い込み的な文言が前面に出てきているみたいだ。児童獲得のための試みなのではないかと思えるのである。

しかし、残念ながらその試みはあまりうまくいくとは思えない。なぜなら、保護者の参加を積極的に求めるという園の大方針は変わっていないからだ。それでは、共働きが多くなっている現在の社会情勢にマッチしにくい。もちろん一定のニーズはあるだろう。が、児童数が増加に転じるには、それこそ景気がとんでもなくよくなる必要があるんじゃないか。児童獲得のためには、やはり抜本的な方針の転換が必要なところだ。しかし、それが可能かどうかは何とも言えない。これまでの成功体験もあるようだし。

わたしの通う職場も同じような問題に直面しているところだ。幼稚園じゃないけれど、基本的な構図は変わらないと言える。そういった意味でも、今は園の方針がどう変わっていくのか注目しているところだ。

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