2012年5月9日水曜日

旧暦閏3/19 現役生

垂渓庵です。

GWも終わってしまった。世の中休日モードでいささか浮かれていたようだが、生徒はさすがに勉強モードだった。と思いたい。思いたいのだけれど、そうではなかったのではないかという懸念もなくなくなくない。あれ。



このところ高3になって最初の面談をしている。生徒は一様に勉強しているという。喜ばしい限りだと言えそうだが、よく話を聞くと、たいていの場合、「勉強している」の前に入る文言は、「高2までと比べると」である。「受験生としては」ということばを入れることのできる生徒は、残念ながらなかなかいない。

「勉強している」と言いたくなる気持ちは理解できる。彼らもそれなりに受験生としてのモチベーションが高まっているし、これまでとは明らかに勉強への取り組み方も違う。となると、「勉強はしているか」という問いに「勉強しています」と答えるのも当然だろう。たぶん彼らは、「いけてるんじゃないか、おれ/わたし」と思っているのだと思う。

しかし、問題は、「勉強している」の中身だ。受験生として、まだまだ成績を上げていかねばならない以上、これまでと比べて勉強していることに満足していてはいけない。もしも今現在一浪の身だとして、現状に満足できるかどうかと改めて自分に問い直してみれば、答えは自ずから明らかだろう。

というようなことを面談する生徒ごとに言っているが、効果はあまりないかもしれない。何しろ、これまで高3を担任するごとに言っているけれど、結局、後になって「もっとやっていればよかったです」と言う者が出てくるのである。言っても無駄だろうからもう言うのをやめようかも思うけれど、言わずにほっておいて年度末にそんなやつがうじゃうじゃと出てくるのも困る。というわけで、 さまざまに脅しをかけているところだ。

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