2012年5月14日月曜日

旧暦閏3/24 アウエィ

垂渓庵です。

先日、子供の通っている幼稚園で親子遠足の行事があった。どうしても妻の都合がつかなかったので、わたしが行くことにした。平日の行事なので、教務部に時間割変更をお願いしての出陣だ。

妻の話によると、平日の園の行事でもけっこうお父さんがいるということだったので、あまり何も考えずに出かけた。集合時刻よりも少し早めに園に着くと、お母さん方がちらほらといた。その時点ではあまり気にしなかったが、集合時刻近くになり、人でごった返すようになった時点でとんでもないことに気づいた。

それは、 お父さんの姿が全くないことだ。妻の話と全然違う。お父さんはそんなに多くないだろうと予想はしていた。やっぱり平日だし。しかし、ここまで完璧にお母さんばかりとは思いもしなかった。母親限定の行事だったのかというと、そうでもなさそうだ。これは甚だしくいけない。困った事態だ。どうしよう、帰ろうか、などと思っていると定刻となり、子供たちと合流した。もうどうにもならない。出陣前から負け戦の心境だ。

最初は 子と親とでゲームなどをする。こりゃあいい、こんな感じでいくなら楽勝だ。そう思っていると、ゲームは程なく終了し、その後は子供には子供だけのプログラムが用意されていた。別室に移るとかで、見学していればいいというわけにはいかない。困った。その間どうすればいいのだ。

考えるまでもない。親には親向けのプログラムが用意されていた。というか、楽しく過ごしてくださいと言われた。歓談というやつか。しかし、お父さんの姿がまったくなく、子供もいない中で楽しく過ごせと言われてもなあ。甚だしく困惑する。やむをえずお母さん集団と少し離れたところで句でも作ろうかと思っていると、強制的に集団に加わらせられる。そっとしておいてほしい。

その後はお母さんたちの話に入らないでもなく入るでもなく、ぼーっとしながら過ごした。と言っても、思わぬ時に話を振られるので、最低限会話の流れをおさえとかなきゃいけない。そんなこんなで、句を作るわけにもいかず、ぎこちない時間を過ごした。

そうこうするうちに子供たちが戻ってきた。正直ほっとする。解散だ。お母さんたちは集まってランチでもというような流れになっていたが、早々に園を後にする。昼食はファミレスを避けて、子のお気に入りのカフェもどきに行くことにした。

0 件のコメント:

コメントを投稿