垂渓庵です。
これは去年の9月に公開した。正直に言ってベスト20に残ったのは予想外だった。変化球を一つぐらい混ぜておいてもいいか、というようなことだったのではないかと想像している。何にしても一区でも多くを選んでもらえるように精進精進。二本立てのもう一本は省略。月4本のノルマをクリアするための苦肉の策だったと思う。
以下本文
垂渓庵です。
今日は二本立てでいってみたいと思う。
ちょっと前に書いたように思うけれど、おれは最近毎月とある柳誌に川柳を投句している。こないだ年間に投句した自分のベスト五句を選んで送るコンテストみたいなのがあった。
おれが送った五句は幸いなことにベスト二十に残ることが出来た。賞をとったりしたらどうしようと、ちょっとドキドキである。が、現実はそんなに甘くない。
おれは二十人の中で一番下の得点という結果に終わってしまった。もともと川柳らしくない川柳を作っているという自覚はあるから、ショックというほどのこと
もない。むしろ、ベスト二十によく選んでいただいたと思う。
さてさて、結局おれの句は選外中の選外になったわけで、当該の柳誌をいちいち繰っていかない限りは、お目にかかっていただくことができない。でも、せっか
くなのでお目にかけたいという気がなくもない。というわけで、ここにその選外の句を紹介しようと思う。どうぞご笑納下さい。
妄想を形にしたかカリフラワー
早朝の空気山並み正しうす
安らけくあれかし陸奥の御霊
車内放送今朝の声には憂いあり
崖のきわバランスとってケンケンパッ
自分を対象にするのが苦手で、人事を詠み込むのも得意ではなく、なおかつ変奇なものを好む、というおれの特徴がよく現れている。どうも川柳らしくない。こ
りゃ選外になるのも当たり前か。これからもより川柳らしくない句を追求していくことにしよう。精進精進、と。
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