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2013年8月17日土曜日

旧暦7/11 滞っているあるいは織田作之助の猿飛佐助

垂渓庵です。

最近すっかりブログの更新が滞ってしまっている。夏休みに入り、遊びほうけていたせいかというと、そうでもない。

読む方が面白くて、どうも書く方に気が乗らないというところだ。もちろん、読むのがガシガシ進んでいる訳でもなく、のんのんと進めている。暑い夏にはぴったりだな。

2012年3月27日火曜日

旧暦3/6 再掲 松平定信の小ネタ──定信ったら11

垂渓庵です。

これは2009年9月に公開したもの。これで曲がりなりにも松平定信の「退閑雑記」から西洋の事物がらみの記事を抜粋したことになる。まだ細かいところでは抜けがないわけではないけれど、大きいものはこれで全てのはずだ。全体を眺め回してみると、やはり定信の知的好奇心にはあなどれないものがある。
最初の「木琴」を「器に水を蓄へ、その上に木を載せて打てば響き出るといふ」定信の記述は、どうやら合っている。『アフリカの音の世界』(塚田賢一著 新書館刊)によると、ギニアなど西アフリカのサバンナ地域には「水太鼓(ウオーター・ドラム)」というものがあるらしい(78-79ページ)。水を入れた大きめの容器にそれより少し小さめの容器をうつぶせに浮かべて叩くものだ。
適当な容器がなかったので、風呂で湯船に風呂桶をうつぶせに浮かべて桶の底を軽く叩いてみた。そうすると、思いのほか低音の音が響いた。一度試してみられたい。


以下本文

垂渓庵です。

さあ、いよいよ「定信ったら 蛮書蛮学篇」の最終回です。思えば遠くへ来たもんだ。そもそも、え? 何ですか? 話が違うって? 何の? 「定信ったらシリーズ」は最終回じゃないのかって?



誰がそんなことを言いましたか? 前回の記事にそう書いてあるじゃないか、と。 前回ですか。ふむふむ、最初と最後ね。最終回の予告があるというんですね。ええと、ちゃんと記事を読んで下さい。

最初に「この定信ったらシリーズ」、最後に「今回の定信ったらシリーズ」とちゃんと書いているはずですよ。今回のシリーズすなわち蛮書蛮学篇のことです。おかしいですか。わたしの言い方は間違っていますか。「今回のハリー・ポッターは」というような言い方をしませんか。しますよね。それと同じです。わたしは間違っちゃいません。

勘違いをした人はもっと読解力を磨かなくちゃ。いや、磨かなきゃいけないのは国語力だ。仲人口やオレオレ詐欺や霊感商法などなど。世の中には巧妙に仕組まれたトラップはいくらでもあるのです。

今回勘違いをした人は国語力検定を受けましょう。国語力を磨くには国語力検定が最適です。はいそこ、だまされたのなんのとぶうぶう言わない。いいですか、小さいことを気にしていては立派な大人になれませんよ。今回は小ネタ集ですが。

というわけで、では、参ります。

旧暦3/6 再掲 松平定信、欧州争乱を断じる──定信ったら10

垂渓庵です。

これは2009年8月に公開した。次が最終回とあるが、ほんとは続編がある。というか、もともとこのシリーズは西洋事物編として構成していたので、その他の記事を紹介するにはちょっと具合が悪いので、めぼしい記事を紹介し終えたことでもあり、いったん打ち止めとすることにしたのだ。

以下本文

垂渓庵です。

この定信ったらシリーズもいよいよ次が最終回です。

残り二回、全力で取り組むつもりです。

さて、松平定信、今回は平和を考えます。

では、参ります。

旧暦3/6 再掲 松平定信と砲術・続き──定信ったら9.5

垂渓庵です。

2009年7月公開。またもよく分からないことだらけの記事だ。砲術の研究書などを見れば分かるのだろうけれど、やはり今のところ時間がない。というか、あまり食指が動かないというのが正直なところだ。専門的な論文を発表するわけじゃなし、それでいいんじゃないかという気もする。


以下本文



やあみんな元気かな。やっぱりちょっとこまめに更新の垂渓庵です。

砲術のことが尻切れトンボで終わってはや一ヵ月。ほんとうに失礼しました。今回は続きです。

とは言っても砲術の技術的問題については調査に限界があります。今回も内容は薄いかもよ。尻切れトンボの尻の肉は薄かったってことか(--)

では、参ります。

旧暦3/6 再掲 松平定信と砲術──定信ったら9

垂渓庵です。

2009年6月に公開したもの。「定信ったら」シリーズには、「9.5」があることに今気づいた。というわけで、今日は4本公開します。これで「定信ったら」シリーズは打ち止めです。でも、「続・定信ったら」シリーズが後に控えているのだけれど。それにしても何と駄弁を弄していることか。

以下本文

いやあ、すっかりごぶさたしてしまっています。垂渓庵です。

今月は閏月です。わかりますか。閏秒じゃありませんよ。

さて、昔の男の子はすべからく軍艦や戦車が好きでした。わたしも旧日本軍の戦艦や戦車や戦闘機には人並みの興味を持っていました。とは言っても軍事オタクってほどではありません。

金剛型戦艦を艦橋の形で区別することもできないし、飛燕とムスタングのフォルムも区別できるかどうか。重さのわりに五式中戦車がでかいのを実感したのも最近です。

言ってみれば軍艦や戦闘機や戦車にゆるい関心を持ってたってとこです。標準的な由緒正しい少年だったのですね。あ、旧日本軍の戦車ではありませんが、キングタイガーには萌えます。え、それがどうした。早く本題に入れって?

あせっちゃいけません。焦りは禁物、腹に一物、シマチョウセンマイ牛のモツってなもんです。ああ、久々にホルモン中華を食べたくなってきた。所長、今度食いに行きますか。

久しぶりなのでついつい駄弁を駄弁を弄してしまいました。すまん。そろそろ松平定信の退閑雑記の記事を見ていきましょう。

では、参ります。

2012年3月26日月曜日

旧暦3/5 再掲 松平定信、日本人の気質を語る──定信ったら7

垂渓庵です。

2009年5月公開。記事を読み直していて、「レイキ」は、ドイツ語で言えば「ライヒ」なんじゃないかと今思いついた。ウイキペディアを見れば、オランダ語では「レイクRijk」。あとは「アーンシーン」と「マクテキ」だな。

以下本文

そろそろこのシリーズに飽きが来ていなくもない垂渓庵です。だからというわけでもないのですが、更新が予定よりも一日遅れてしまいました。

すまん。

というわけで、今回は定信強気です。いや、彼はいつでも強気なわけですが。何というか、いつになく強く主張してます。日本の素晴らしさを。

では、参ります。

旧暦3/5 再掲 松平定信、蛮書蛮学を考える──定信ったら 6

垂渓庵です。

これは2009年5月公開。「エコエコアザラク」か。Z会ブログの読者である受験生はたぶん知らない。いったどういう層を狙って書いていたんだろう。編集さんもチェックしようと思わなかったのだろうか。不思議だ。


以下本文

垂渓庵です。

GWはいかがお過ごしだったでしょうか。高速道路の料金が千円ですからね、車で遠征された方も多かったことでしょう。エコの時代なのに。レジャーは例外というのならエコエコ言うのはやめなさい。

だいたい、エコエコ言う人ほど自分勝手です。黒井ミサを見てもわかるでしょう。黒魔術やったりなんかして。基本的にエコイストなんですよ(ー_ー)

ええと、黒井ミサ、わかりますか。三十年以上前に少年チャンピオンに連載されていた漫画の主人公です。呪文はエコエコアザラク。

さて、軽く毒を吐いたところで、毎度おなじみ無用の記事をお届けします。とは言え、排ガスは出さないけどね。

では、参ります。

2012年3月25日日曜日

旧暦3/4 再掲 松平定信とサフランの効用──定信ったら 5

垂渓庵です。

これまでの例からもわかるように、定信は好奇心のおもむくままにさまざまなものごとに関心を示します。

まるで好奇心のデパート。疑惑のデパートじゃないよ。

さて、そんな定信、香辛料にも魔の手を伸ばします。

今回の哀れな被害者(?)は番紅花(蕃紅花)。

え、番紅花って何だって?

それは以下を読んでください。

では参ります。
p58
サフランの主治、血症にのみ用ゆるやうに思ふ者多し。蛮書中にあるところをもて、和解したるを見るに、胸及び諸臓を治すること最妙なり。ゆへに咳嗽呼吸促迫、或いは脇痛、癆○、咽喉不利、心悸●◎、四肢顫掉、眩暈、心志鬱結憂悶等の症を治、その他、疝癪、腹痛、血痢、諸臓の閉塞、黄疸、石淋、臓腑に堅癖を結成したる、血液凝沍、経閉難産、諸熱症に用ひいと効あり。殊に天行疫疾を治す。また痔疾を治す。外傷の病にも多く用ひ、諸腫瘍のたぐひ、水を含みて腫をなすものを治し、すべて痛みを和し、嘔吐を定む。船暈には小袋に入れて心下にかくれば患ひなしとぞ。

○●◎は、表示できない文字です。○は「やまいだれの中に祭」、●は「りっしんべんに正」、◎は「りっしんべん」に中です。

サフラン強し。

蛮書というのは前回出てきた「ショメール」か何かだと思います。

ウイキペディアのサフランの項目に も上の薬効につながる効能が記されていますが、それどころではありません。のど、呼吸逼迫、心悸亢進、四肢のふるえ、腹痛、めまい、血便、黄疸、腎臓や膀 胱の結石、内臓のしこり、血液凝固、難産、発熱、流感のような流行病、痔、外傷、できもの、痛み、吐き気、船酔い。内服してよし、外用薬としてもよし。

すごいじゃありませんか。そして、そんなサフランに注目する定信もすごいなあと思います。彼はサフランそのものを試したのでしょうか。それとも文字による知識にとどまるのでしょうか。実際にさまざまな道具を自作する彼のこだわりから推して、サフランを手に入れていくつかの効能を確認したものではないかと思うのですが、いかがでしょう。しかつめらしい顔をしながらサフランライスを食べていたりして。

旧暦3/4 再掲 松平定信、卵を孵す──定信ったら 4

垂渓庵です。

2009年4月公開。「定信ったら」シリーズだけじゃなくって、江戸時代の随筆を紹介しようと思うと、ものによったら中味の考証を行わなければいけないことに、このあたりから気づきだした。考証自体は面白いのだけれど、時間がかかるのが難点だ。この回はまだ楽な方だった。というわけで、考証しかけてほったらかしてあることが随分ある。

以下本文

この定信シリーズ、いったい何回まで行くのか。きちんと記事のメモをとっていなかったので、わたしにもわかりません。この先いつまで面倒な古文を打ち続けねばならないのか。不吉な予感に震えが走っている垂渓庵です。

ともかく乗りかかった舟です。あとはこれが沈み行く箱舟でないことを祈るのみ。

では、参ります。

旧暦3/4 再掲 松平定信、銅板鏤刻を試みる──定信ったら 3

垂渓庵です。

これは2009年9月に公開した。今回採録するに辺り読み直してみたけれど、あらためて松平定信は面白い人だという印象を持った。ただの堅物じゃなかったわけだ。いっそそういう面を表に出した方が、同僚諸氏や将軍の受けもよかったんじゃないかと思わなくもない。


以下本文

垂渓庵です。

いよいよ新年度がスタートしました。

わたしもビビッドでフレッシュな話題をお届けしたいと思っています。

でも今回も埃をかぶったような古い話……(--)

時代にだけではなく時節にも逆らう耽読翫市をどうぞよろしく。

今回は銅板鏤刻についてです。

2012年3月24日土曜日

旧暦3/3 再掲 松平定信とエレキテル──定信ったら 2

垂渓庵です。

これは2009年3月に公開した。エレキテルといえば平賀源内だけれど、定信もしっかり興味を示しているわけだ。コメントの「いかのぼりの~」の部分について、元記事に訂正を加えた。たぶんこっちの方が適切なんじゃないかと思う。


以下本文

何やら面倒な考証の世界に足を踏み入れねばならない予感に震えている垂渓庵です。

というわけで──どういうわけだ?──今日は先週の木曜にアップするはずだった記事を少し遅れてお届けします。お題はエレキング、もとい、エレキテルです。

旧暦3/3 再掲 松平定信、びいどろ板を切る──定信ったら 1

垂渓庵です。

2009年3月に公開したもの。「リヨクトポンプ」の記事から実に一年以上空いている。いかに気ままに更新を続けていたかが分かる。この「定信ったら」シリーズは、蘭学と定信に焦点を絞って記事を紹介し続けた。知的好奇心を持って西洋種の知識を吸収していたという、定信の意外な一面が分かるんじゃないかと思う。
ペンチ・イライザは、「銀河漂流バイファム」に登場するメインキャラクターの一人。

以下本文

垂渓庵です。

遠い遠いケンタウルスよりも遠いお星さま byペンチ・イライザ

じゃなかった。遠い遠い昔、松平定信の『退閑雑記』という日記に出てくるリヨクトポンプについて書きました。退閑雑記を拾い読みしていると、あのリヨクトポンプに限らず、蘭学や蘭書由来と思われる記事がいくつかあることに気がつきます。

定信というと、寛政異学の禁で幕府の官学である朱子学を称揚し、同時に処士横断の禁によって蘭学者などに抑圧的に臨んだことで知られています。そんな彼の姿と、退閑雑記に見られる舶来の文物までも知的好奇心の対象としているかのような姿とはどうもうまく重ならないような気がします。

旧暦3/3 再掲 リヨクトポンプ

耽読翫市です。

松平定信という人を知っていますか。そう聞くと、おそらく日本全国でブーイングが湧き起こることでしょう。

「ばかにするんじゃねえ。このほでなす。知らんはずないやろが。なしてそげんこつ言うかね。何とかの改革の人ばい。有名な人のごたる。にしゃももうろくしたんでねが。知らねはずあんめ」……。

う~ん、とても全国ですね。

寛政の改革をおこなった人。田沼意次の対極にいる人。清く正しい人。えらい人。
一般的な彼のイメージとしてはそんなところでしょうか。もう少し詳しく知りたければ、たとえばウイキペディアを見てみましょう。彼の人となりについてこんな風に書かれています。