2013年12月31日火曜日

旧暦11/29 年の瀬

垂渓庵です。

いよいよ年の瀬。このところブログの更新をすることもままならなかったけれど、それでも年の瀬はやってくる。

来年はもう少し更新頻度を高めたいと思うけれど、さてどうなるか。

所長のブログを見ていて、未読のラファティの本を読もうと思い立った。愛飲家がとっておきの一本を開けるようなものだな。で、読みだした。やはりラファティはいいと思う。所長の評価はもう一つのようだけれど。

それはともかく、少しもよおしてきたのでトイレに行った。当然本を持って。そこで悲劇は起こった。

そう、大方の皆さんの予想どおり、便座の中に落としてしまったのだ。これを悲劇と言わずに何としよう。あわてて取り出したけれど、本は水を吸い込んでぶわぶわだ。いくら排泄行為に及ぶ前だったからといって、読む気にはなれない。いや、実は読みかけの分だけでも読もうとページを開いたのだけれど、ぬれた本の手触りはあれだ。最悪だ。というわけで、泣く泣く廃棄処分とした。新しいのを買わないといけない。

なんだか最低の締めの記事となってしまった。ともかく、来年もよろしくお願いします。

2013年12月22日日曜日

旧暦11/20 西岡棟梁の対談本とCDブックの関係

少しでも更新頻度が上がればいいなの垂渓庵です。

前回、西岡棟梁が農業高校に通っていたと書いた。正確には「農学校」だったので訂正しておく。

「斑鳩の匠宮大工三代」という対談本がある。西岡棟梁のよき理解者である青山茂さんを相手に棟梁が自己の人生や信念を存分に語った本だ。

棟梁が亡くなった際、この本の元となった対談が「西岡常一 宮大工の仕事を語る」という表題でCDブックとして発売された。全10冊にもわたるものだ。もともとカセットブックとして発売されていたらしいが、amazonなどで見る限り、「斑鳩の匠宮大工三代」と出版元が異なっているようだ。どういう経緯で発売されることになったのかよく分からない。

そのあたりについては、CDブックに全然触れるところがない。というわけで、わたしもCDを聞き進めるまで、「斑鳩の匠宮大工三代」との関係に気付かなかった。ひょっとしてカセットブックには何か触れるところがあったのかな。

2013年12月17日火曜日

旧暦11/15 西岡棟梁と農業高校

垂渓庵です。

もはやごくたまの更新が日常化しつつある。弁解のことばもない。スマヌスマヌ。

宮大工の故西岡常一棟梁のファン──いるのか?──には周知のことだろうが、棟梁は、農業高校に通っていた。同じく宮大工だったおじいさんの強い希望によるものだった。棟梁が対談本で語っているところによると、木を扱う者はまず土を知らねばならぬ、という考えがおじいさんにはあったのではないかということだ。

迂遠、と言えば迂遠なことだと言えるかもしれない。ことに、大学でも社会に出て即役に立つ勉強が求められる昨今の風潮では。世の中的にはそれを実学と呼ぶようだけれど、どうも違うんじゃないかという気がしないでもなくなくなくない。あれ。

棟梁は、農業高校に通った結果、社寺仏閣の修理・建立に必要な樹齢100年以上の木を、植生なども考えながら選ぶことができるようになった。棟梁として仕事をする際に役に立つ、非常に生きた学問をすることができたのである。

わたしは、このようなことこそ実学ではないかと思うものだ。それは、社会に出てすぐに役立つスキルというような近視眼的なものではない。そもそも、棟梁自身、いや、棟梁のお父さんも、ゆくゆくは宮大工としてやっていく棟梁にとって、農業高校に通う必要などないと思っていたのだ。

もちろん、今は、将来就く仕事があらかじめ決まっている、ということはまずない時代だ。生きた学問というものの意味合いも棟梁の頃とは変わっていよう。が、それは、将来その人の人生を振り返ってみたときに、「ああ、これはこんな風に自分の人生と関わってくる勉強だったのだ」、「ああ、あの時のあれがこんな風に役に立ってくれていたんだ」というように振り返ることができるものであって、目先の就職に有利だ、などというものではないように思う。何というか、時代はどんどん馬鹿な方向に進んでいるような気がしなくもなくなくなくない。あれ。

2013年12月7日土曜日

旧暦11/5 片岡義男を読む

垂渓庵です。

ああ、今日が旧暦で何月何日なのかも調べないとすぐに出てこなくなってしまった。順調にブログを更新していた頃は、旧暦とともに生きていたのに(うそ)。

表題にも記したように、いま片岡義男さんの小説を読んでいる。自慢ではないが、これまで片岡さんの小説を読んだことはない。たぶん。別に毛嫌いしていたというわけでもなく、ただただ縁がなかったというに尽きる。

いま読んでるのは、「夏と少年の短篇」という短編集だ。登場人物達の関係性がべたべたしていずに心地よいところもあるのだけれど、登場人物達の会話がどうもしっくりしない。

2013年11月26日火曜日

旧暦10/24 お久しぶり

垂渓庵です。


いろいろばたばたしていたこともあって、すっかりごぶさただ。

少しはまめに更新をしていこうと思うけれど、さてさてどうなることやら。

このところ、有栖川有栖作品を集中して読んでいた。学生アリスシリーズは全部読み上げたし、作家アリスシリーズもけっこう読み進めた。ノンシリーズもぼちぼち読み進めている。うまくしたらこの年末に有栖川さんご本人のお姿を見ることができるかも知れなかったのだけれど、残念ながらそれはなくなった。残念。が、現在の時点の火村英生シリーズコンプリートを目指してとりあえずがんばろう。がんばらなくても読めるけれど。

というわけで、今日は近況報告も兼ねて、軽めの更新だ。とても情報量の少ない近況報告だけれど。あ、こないだ石臼をひいてきました。大西泰世さんにもお目にかかりました。と言っても、前後の脈絡がなくては、何のこっちゃというところだろうな。とりあえず、元気にぼちぼちやってます。

2013年11月11日月曜日

旧暦10/9 川柳と俳句の違いについて・試論

垂渓庵です。

川柳を作り始めてそろそろ三年が経つ。いっこうに上達しないけれど、ふだん時々考えることがある。川柳と俳句の違いは何だろう、と。

川柳を作らない方の多くは、俳句には季語と切れ字があって、川柳にはない、とか、俳句は何やら文学的なところのあるもので、川柳はサラリーマン川柳的な卑俗なもの、というように考えておられるのではなかろうか。

2013年11月8日金曜日

旧暦10/6 なんぼなんでも

垂渓庵です。

ブログの更新をさぼっていた。なんぼなんでもちょっと間が空きすぎだろう。

何があったというわけではない。雑務が途切れず変に慌ただしい状態が続いたのだ。おまけにわたしを除く家族全員が風邪をうつしあっていて、家でも何かと雑用があった。そんなこんなで更新を怠ってしまった。

さて、秘密保護法案が審議入りとなった。今の安倍政権の勢いだと、きっと成立することだろう。とんでもないスキャンダルが発覚したりすれば別だろうけれど。

2013年10月30日水曜日

旧暦8/16 大阪の文運

垂渓庵です。

先日、『上方芸能』編集長の木津川計さんの話を聞く機会があった。その話がらみで何やら起こりそうな気配であるが、それは置く。

木津川さんの話を聞く会の世話人のある人から聞いたところによると、大阪の文運というか文化というか、その衰勢に木津川さんはいたく気をもんでいるということだ。確かに、純文学や詩の世界のビッグネームで、大阪在住という方はもはやほとんどいないのではないかと思われる。大阪の文運は、衰勢の一途をたどっていると言ってよさそうだ。

ところがどっこい、純文学などにとらわれずに見渡してみると、一概にそうとばかりも言えない。

2013年10月16日水曜日

旧暦9/12有栖川さんの「絶叫城殺人事件」

垂渓庵です。

有栖川有栖さんの小説が好きだということは、いつか書いたように思う。けれど、実は、有栖川さんの本を本屋さんで買ったことがない。ことわっておくが、万引きをしているわけでもない。

実は、主に古本屋さんで買いこんでくるのだ。このあたり、畠中めぐみさんの文庫本を、古本屋さんでせっせと買っているのと同様だと言えるだろう。あと、川柳家の朱夏さんにお借りすることもある。なんというか、著者さんにはとても申し訳ない読者と言えるだろう。

2013年10月9日水曜日

旧暦9/5 灯心地獄

垂渓庵です。

わたしの卒業した大学の国語国文学科の先生方は全部で六名だった。国語学、国語学、上代、中古、中世、近世というラインナップだったか。

あれ、近現代がないとお気づきの方、その通りです。きちんとリサーチをしないで漱石や芥川を勉強しようと思って入学すると、愕然とすることになる。わたしの同期にもそんな奴が約一名いた。仮にIとしておこう。当時は今ほど大学も情報発信などをしていなかったから、調べようとしてもよく分からなかったかもしれない。Iには十分同情の余地がある。

わたしはもともと古典を勉強しようと思っていて、同じ大学を卒業した国語の先生に相談して志望校を決めた。その関係で、あまりきちんとリサーチしていなかった。入学後、近現代の先生がいないと知ったのは、Iと同様だ。が、幸いなことにそれほどダメージを受けることはなかった。

2013年10月7日月曜日

旧暦9/3 原発事件の三つの責任

垂渓庵です。

原田正純さんの本を読み返していて思うのは、この国の体質は変わっていないということだ。CREW GUYSのアイハラ・リュウ隊員風に言えば、「なんも変わっちゃいねえじゃねえか!」だ。冗談めかして書いているけれど、腹立ちを覚えていないわけではない。

もちろん人間のやることだ。ミスはある。当たり前の話だ。しかし、不作為と強弁、言い逃れをミスとは言わない。

福島第一原発の立地及び施設配置をあんなにバカげたものにしたこと。しかも、想定内であるべき事象を、想定外だと言い逃をした。事故の初期段階でSPEEDを活用せずに、多くの人にせずにすんだかもしれない被爆をさせたこと。やはり初期の段階でとくに子供たちにヨウ素剤を服用させなかったこと。いや、福島県はむしろ回収したのだった。福島県での子供への検査で見つかった甲状腺異常や甲状腺がんを放射線被曝とは無関係だと結論づけたこと、汚染水の漏出を事実確認後即座に国民に報告しなかったこと。などなど。

挙げていけば他にもいくらでもあることだろう。彼らの顔はいったいどっちを向いているのか。正解はあさってかもしれない。要は無責任なのだ。と言ってしまえば、東電、国、県などの組織において誠実に──所属組織にではない。社会に対してだ──事に当たっている方々にすまないけれど。

原田正純さんの『水俣病は終わっていない』には、「水俣病の三つの責任」という項目がある。

2013年10月4日金曜日

旧暦8/30 許容量

垂渓庵です。

安倍首相は五輪招致の際、「健康に対する問題はない。今までも、現在も、これからもない」と言ったそうだ。「問題はない」という発言は、明確に嘘ではないかと思われる。とても微量とは言いかねる放射性物質がまき散らされたのだ。爆発の実際はこんなものだった。もちろんこれは核爆発ではない。が、放射性物質をまき散らさなかったわけではない。

ここ数日、原田正純さんの本を何冊か読み返した。『水俣病』(岩波新書)に、次のような文章が引用されていた。

2013年10月2日水曜日

旧暦8/28 学生アリスと継ぐのは誰か

垂渓庵です。

年に何度かお目にかかる川柳作家の方から学生アリスシリーズの短編集『江神二郎の洞察』をお借りしている。

学生アリスシリーズは、有栖川有栖さんの推理小説だ。有栖川有栖という大学生が登場するが、英都大学という架空の大学に所属する学生という設定で、作者の有栖川さんそのものではない。その有栖川有栖が所属する「推理小説研究会」の部長が江神二郎。冴え渡る推理力の持ち主で、作中での探偵役となる。彼をホームズにたとえるなら、学生の有栖川有栖はワトソンというところだろう。

さて、わたしは以前からこの学生アリスシリーズの学生たちの様子に妙な懐かしさを感じていた。『江神二郎の洞察』を読んで、その理由が分かった気がする。ああなるほどと思ったのは、「やけた線路の上の死体」で使用されている時刻表の発行年が昭和五十八年だと知った時だ。

なんのことはない。ほぼわたしがリアルタイムで学生だった時代の大学生たちが主人公なのだ。当然、キャンパスや街の空気は、わたしがまさに学生として呼吸していたものだ。大学のある場所こそ違うものの、懐かしくなるのも当たり前と言えるだろう。

2013年9月30日月曜日

旧暦8/26 大道法律家

垂渓庵です。

最近、それなりに「耽読翫市」している記事が続いている。ちょっと発憤した結果だ。というのは嘘で、仕事部屋で周りを見回して、目についた本について書いているというのが実情だ。そのつもりになれば、ネタはそこらに転がっていると最近気付いた。

kindleネタは、そうはいかない。何しろ、掌編も中編も長編も、ついでに随筆も読者アンケートへの回答っぽいのも、全部一緒くたになっているし、いわゆるフォルダにあたるものは一階層しか作れず、気軽に眺め回すなんてことがしにくいからだ。もちろん、有料の電子書籍を買わずに、どこまでも無料本の範囲内で済ませようというけちくさい根性だからそうなるわけだけれど、フォルダを何階層か作れる仕様にしていない点に、有料本へ誘導しようというamazonの意図が見え隠れする。

でも、それはそれとして、今回はkindleネタだ。たまたま面白い素材が見つかったので、早速とりあげようと思う。

少し前に書いたと思うけれど、古川ロッパの兄は実は推理小説作家だった。浜尾四郎といい、検察検事で後に貴族院議員になった人だ。活動期間は十年にも満たず、四十歳を目前にして脳溢血で死んでしまった。戦前に本格的な探偵小説を書いた人として推理小説業界では評価の高い人のようだけれど、今はそれについては深くは触れない。というか、触れる知識がない。

実際に作品をいくつか読んだ限りでは、確かに妙なけれん味もなく、よくできていると思う。ただ、大まかに言って、作品のバリエーションがそれほど多くなく、人が人を裁くことにまつわる問題に収斂する傾向がある。もっと長生きしていろいろなものを書いてほしかった人の一人だ。

さて、そんな彼の小説に大道法律家が出て来る。大道芸人の大道だ。

2013年9月27日金曜日

旧暦8/23 百閒と夢袋

垂渓庵です。

先日、目白三平こと中村武志さんの文章の奇妙さに触れた。内田百閒の弟子にふさわしい妙なこだわりの持ち主で、サラリーマン川柳のごときサラリーマン随筆の書き手とはちょっと違うみたいなのだ。

その後、『実説内田百閒』(雑賀進著)を読んでいて、二人にまつわるエピソードを見つけた。というか、以前読んだのに完全に忘れていた。脳の劣化というやつだ。同書の奥付によれば、雑賀さんは、旧鉄道省鉄道局で勤め上げた人らしい。

阿房列車の相棒平山三郎さんといい、中村武志さんといい、百閒の周りには鉄分の多い人がやたらにいる気がするが、それはさておき。

2013年9月25日水曜日

旧暦8/21 ダブリン新旧

垂渓庵です。

『ユリシーズのダブリン』(写真・松永学 編訳・柳瀬尚紀)という本がある。刊記を見ると、柳瀬さんの『ユリシーズ』(ジェイムズ・ジョイス)訳が出版されだした頃に出ている。出版社も同じなので、ユリシーズブームを狙ったものと思われる。

『ユリシーズ』は、極めて乱暴にまとめると、とある一日、レオポルド・ブルームとスティーブン・ディーダラスのそれぞれがダブリンを彷徨するさまを、さまざまな文体的実験を行いつつ描いたものだ。高校生の頃に、無理矢理丸谷才一さんたちの翻訳で読み通したものの、その後ほとんど手に取らなかった。もはや内容は忘却の彼方で、これ以上詳しい説明なんてできない。

その程度の読者にかかわらず、たまたま古本屋さんで『ユリシーズのダブリン』を見かけて、ぱらぱらと見てみた。柳瀬さんの試訳を読んでも内容は全く思い出せなかったけれど、写真が面白いので買ってみた。

2013年9月24日火曜日

旧暦8/20 連休を考える

垂渓庵です。

何年前からか、いくつかの休日が暦次第で動くようになり、日月の連休が多くなった。連休効果でレジャーなどの消費を狙っての法律改正だったか。

おかげで、月曜日の授業がやたらにつぶれるようになった。小学校などは、臨時に時間割を振り分けて授業時間の均等化をはかっているようだけれど、非常勤講師の割合が多くなる高校などでは、それも難しいと思われる。実際、うちの職場も小学校ほど臨機応変に各曜日の授業を入れ換えたりはできない。

2013年9月20日金曜日

旧暦8/16 百鬼園写真帖

垂渓庵です。

『百鬼園写真帖』(旺文社刊)は、内田百閒にまつわる写真を集め、百閒ゆかりの人たちの文章を載せる。初刷発行は1984年。まだ旺文社が文庫を持っており、内田百閒の作品を多数刊行していた頃のことだ。

当時、内田百閒の作品を手軽に読もうと思うと、旺文社文庫ぐらいしかなかったのではないか。講談社版の全集もあったけれど、持ち重りがする。今はなき六興出版からも作品集や随筆が何冊か出版されていたと思うが、あまり家の近所の本屋さんにはなかった。

そんなこんなで、お年玉などを注ぎ込んで大枚はたいて内田百閒全集を買うまで、わたしは旺文社文庫にお世話になっていた。その後、福武書店から講談社版に漏れた作品も含めた全集が出、福武文庫からも作品が陸続と刊行され、後のちくま文庫の内田百閒集成につながっていくわけだけれど、わたしの内田百閒体験の最初のスタートは旺文社文庫だ。

2013年9月18日水曜日

旧暦8/14 エルネスト・サバトと埴谷雄高

垂渓庵です。

一時期、ラテンアメリカの小説を読んでいた。きっかけは、集英社から出版されていた『ラテンアメリカの文学』シリーズ全18冊だ。いや、さらにそのきっかけをたどると、筒井康隆さんや丸谷才一さんの書評にたどりつく。

という話はさておき、その『ラテンアメリカの文学』シリーズに、「英雄たちと墓」というエルネスト・サバトの小説が入っている。狂気に彩られたところのある濃密な小説だ。興味があれば図書館などで探してみて下さい。ちょっと長いけれど。

2013年9月16日月曜日

旧暦8/12 目白三平の分身はどこに

垂渓庵です。

目白三平もので知られる中村武志さんは、東京間借人協会会長でもあった。若い頃、内田百閒の『百鬼園随筆』を知るに及んで、それまで出入りしていた安倍能成を介して面会に行った人だ。以後、親しく出入りしたのではなかったか。

さて、その目白三平シリーズだけれども、わたしはなんとなく身辺雑記というか、サラリーマン随筆──そんなジャンルがあるのか知らないけれど──的なものだと思っていた。

2013年9月14日土曜日

旧暦8/10 連想 ボイジャー パイオニア

垂渓庵です。

小学校から中学にかけて星が好きでよく望遠鏡を覗いていた。ちょうどそのころだった。ボイジャーが打ち上げられたのは。

先日、ボイジャー1号が太陽系を離れて恒星間宇宙に出たというニュースに接した。望遠鏡を覗かなくなって久しいけれど、ちょっと感慨が湧かなくもない。当時の天文ガイドなどには、打ち上げ時点での予定というか、行程表というか、そんなのが載っていたような気もする。それとのずれがあるのかないのか、ちょっと興味がある。

2013年9月11日水曜日

旧暦8/7 作家の旬

垂渓庵です。

先日卒業生から残暑見舞いというか、葉書がきた。鳥取に行った生徒である。元気にやっているようで、そのうち鳥取の梨を送りますとあった。自由研究をずっとやっていて、その関係で行きたいと思い続けていた学科に行けた子だ。きっと熱心に勉強に励んでいることだろう。がんばってほしいと思う。

梨は今がちょうど旬だ。わたしぐらいの世代だと、たぶん鳥取と言えば梨、梨と言えば二十世紀梨という回路が出来上がっていると思うが、最近の梨事情はもっと複雑なもののようで、おつかいでスーパーに行くと、以前は聞いたこともない品種のものがいろいろ出回っている。どうもそれぞれに収穫時期も微妙に違うようだ。

2013年9月10日火曜日

旧暦8/6 武蔵国──人国記より

垂渓庵です。

東京でオリンピックが開かれることに決まった。福島第一原発事故の収束もおぼつかない状況下でやっちゃっていいのか、という気がしないでもないが、開かれる以上は、選手の方々にはぜひがんばってもらいたい。

というわけで、江戸のケンミンSHOW第一回は、オリンピック招致にちなんで、武蔵国だ。ちなみに、第一回近代オリンピックはアテネで開かれた。

2013年9月6日金曜日

旧暦8/2 江戸のケンミンSHOW──前説

垂渓庵です。

最近テレビをあまり見ていない。昔は見過ぎで目というか頭が痛くなるまで見ることもあったのだけれど。「おくどはん」なんてドラマまで見ていたのだけれど。

それで思い出した。どうして「おくどはん」を見ようと思ったのか理由が分かった。

どうも気になってウィキペディアの「おくどはん」の項目を見ていたら、前番組が「藤山寛美3600秒」だったのだ。

どうやら、「藤山寛美3600秒」を見ていた流れで見ることになったもののようだ。なぜ「藤山寛美3600秒」を見ていたのかについては、面倒なので省略。要は松竹新喜劇が好きだったってことです。

2013年9月4日水曜日

旧暦7/29 呼吸しているのか

垂渓庵です。

以前から気になっているものがある。「呼吸チョコ」だ。全国展開しているのか、それとも関西ローカルの商品なのかよく知らないけれど、大阪近辺では割と知られている商品だと思う。

この呼吸チョコ、大阪のマルシゲという食品販売会社の商品らしい。マルシゲはお菓子などの量販店みたいなのを経営している会社で、梅田地下街の一角にも店がある。ローカルな話題になって申し訳ないけれど、地下鉄梅田駅を出てwhityうめだを東に向かい、曾根崎警察署の角を通り過ぎて右手にある。ここに極めて気になる物件があるのだ。

2013年9月2日月曜日

旧暦7/27 おくどはんと組紐

垂渓庵です。

この表題だけで浅茅陽子を思い浮かべることの出来た人は、無駄にテレビで貴重な時間を消費してきた人だ。

2013年8月30日金曜日

旧暦7/24 エントロピーと有島武郎

垂渓庵です。

有島武郎を読んでいる。集中的にというよりも、目についたものをぱらぱらと読む、という感じだ。彼の作品についての感想は、それはまたそれとしていつか書いてみたいが、今回は、エッセーの冒頭部分にまつわる話だ。

2013年8月28日水曜日

旧暦7/22 ファンタジー営業部

垂渓庵です。

大規模書店に行く時間がなかなかとれないこともあり、普段通勤で読む本は、最寄り駅近くの古本屋さんや地元密着型の中規模書店で済ませることが多い。もちろん、大規模書店にちょっと寄り道するぐらいの時間ならそこそこあるのだけれど、書棚巡りを満喫できるほどの時間はなかなかとれないのである。

2013年8月26日月曜日

旧暦7/20 自信──藤井高尚の伊勢物語新釈

垂渓庵です。

最近読書ネタが減っていると前回書いた。だからというわけではないが、久々に古典ネタだ。kindleは関係ない。

江戸時代に藤井高尚という国学者がいた。本居宣長の弟子で、名文家として知られている。伊勢物語や古今和歌集などの注釈を行い、「三のしるべ」という和歌や文章指南の書や、手紙文の書き方を記した「消息文例」という本も著したりしている。

2013年8月24日土曜日

旧暦7/18 最近

垂渓庵です。

最近、このブログにめっきり大ネタが減ってしまった。一回で完結するわりと長めの読書に関わる記事だ。以前、某所でブログを書かせていただいていた頃は、そんなものが中心だった。そのいくつかは本ブログの最初の方で再掲してある。

2013年8月21日水曜日

旧暦7/15 さてどうなるかな

垂渓庵です。

今年は担任を外れており、割とゆっくり夏休みを楽しんでいる。

虫取りをしたり、一泊の小旅行に出かけたり、その他諸々である。

2013年8月19日月曜日

旧暦7/13 複合汚染と放射能汚染

垂渓庵です。

有吉佐和子さんの『複合汚染』を再読した。高校生の頃に読んだのだったか。レイチェル・カーソンの『沈黙の春』を読んだりしていた頃だ。その中身に軽くショックを受け、有吉さん自身に興味を覚えたのもあり、『日本の島々、昔と今』(?)を読んだりもしたものだった。これは、田尻宗昭さんの本と重なるところがあるのではないかなと考えてのチョイスだったか。

2013年8月17日土曜日

旧暦7/11 滞っているあるいは織田作之助の猿飛佐助

垂渓庵です。

最近すっかりブログの更新が滞ってしまっている。夏休みに入り、遊びほうけていたせいかというと、そうでもない。

読む方が面白くて、どうも書く方に気が乗らないというところだ。もちろん、読むのがガシガシ進んでいる訳でもなく、のんのんと進めている。暑い夏にはぴったりだな。

2013年8月2日金曜日

旧暦6/26 またもや近作

垂渓庵です。

ここんとこ、川柳を順調に投句できている。というわけで、今月の近作を紹介しておこう。

2013年7月31日水曜日

旧暦6/24 江戸は燃えてません

垂渓庵です。

まだ野口武彦さんの「江戸は燃えているか」を読んでいる。

2013年7月29日月曜日

旧暦6/22 情報操作

垂渓庵です。

選挙後、福島第一原発の高濃度汚染水や北茨城市での高い放射線量の観測などのニュースが報じられている。

消費税についての安倍首相の発言がやはり選挙後に行われたのと同じ流れにあると考えていいだろう。


2013年7月26日金曜日

旧暦6/19 ハヌマンラングールと夏期講習

垂渓庵です。

夏期講習で使っている問題集にたまたま幸島の猿の話題が出てきた。

比較的簡単な文章だったので周辺の話をしつつ授業を進めた。

2013年7月24日水曜日

旧暦6/17 論説系の楽しみ

垂渓庵です。

ここんとこ、kindleでの雑多の拾い読みを続けていた。あまり紙の本を読んでいなかったのだ。

で、今は珍しく紙の本を読んでいる。野口武彦さんの「江戸は燃えているか」だ。幕末を生きた七人の伝記と言えばいいのか、人物研究と言えばいいのか、というような本だ。

kindleを離れてこういうのを読んで気づいたことがある。

2013年7月22日月曜日

旧暦6/15 まだ終わらない

垂渓庵です。

世間的には先週末あたりに終業式があり、夏休みに突入した。が、わたしの勤務校は私学のこととて、補習などが続き、まだ夏休みには入らない。

2013年7月19日金曜日

旧暦6/12 鴎外と木村

垂渓庵です。

忙しさにかまけてブログの更新が滞ってしまった。すまぬすまぬ。

kindleで鴎外の文章を読んでいて気づいたことがある。

2013年7月6日土曜日

旧暦5/28 ラファティがきてるのか!?

垂渓庵です。試験のために一日遅れの更新となった。

SFが好きだ。本欄の古い読者ならご存じのことだろう。

小学生のころに学習雑誌に掲載されていたジュブナイルSFを読んで以来のことで、SF大会などに参加したことはないけれど、愛読歴だけはすでにうん十年だ。

けれど、最近のおすすめは? と聞かれると少し困る。 目についたものをぽつぽつ読むぐらいで、最近のSF事情がとんと分からないからだ。

何かで読んだけれど、フェミニストSFなるサブジャンルもあるそうで、サイバーパンクの後あたりから、もう何が何だか分からない。スチームパンクはお気に入りだった。ウイリアム・ギブスンも、ブルース・スターリングも好きだ。ティプトリーも好きだ。ソウヤーも好きだが、ホミニッドの前あたりまでしかフォローしていない。その後が続かないのだ。

2013年7月3日水曜日

旧暦5/25 試験突入

垂渓庵です。

期末試験に突入している。学期末ということもあり、採点後、学期評点や高三生の五段階評定(仮)をつけたりと、しばらく慌ただしい。

その前にあるのが問題作成である。

問題作成は、手を抜こうと思えば、いくらでも抜ける。

2013年7月1日月曜日

旧暦5/23 近作・またまた

垂渓庵です。

またまた近作を紹介しよう。これはわりととれとれのもので、ごく最近某所で選んでいただいたものだ。

2013年6月28日金曜日

旧暦5/20 右傾

垂渓庵です。

先日、鳩山元首相の尖閣諸島を巡る香ばしい発言があった。と思ったら、27日にも中国で同様の発言を繰り返していたようだ。

わたしは、どちらかというと尖閣諸島は日本の領土であるという論の方が説得性があるという気がしているが、ここに述べることはその立場とは無関係だ。極力ニュートラルな立場に立って考えてみたい。

2013年6月26日水曜日

旧暦5/18 SFの書棚

垂渓庵です

最近はうちの職場御用達の本屋さんや古本屋さん、kindleで用を済ますことが多く、大規模書店に行く機会が減っていた。先日、ほんとに久しぶりに大規模書店でゆっくり時間を過ごした。その際に気づいたことがいくつかある。

2013年6月24日月曜日

旧暦5/16 続近作

垂渓庵です。

某所で句を選んでいただいて足かけ三年。この半年ばかりは句を作る頻度が落ちている。高三の担任をしていてやたらに慌ただしかったことが大きい。

今年は四月から担任を外れたけれども、どうも昨年度後半の流れを引きずって、句を作ることが少なかった。いかんいかん。というわけで、そろそろ句を作るペースを元に戻そうと考えている。

2013年6月21日金曜日

旧暦5/13 近作

垂渓庵です。

以前書いたことがあるように、最近川柳を作っている。足かけ三年になるだろうか。一ヶ月の内で数日作るというようなペースなので一向に上達しない。風流生活を送っている大学の先輩とは大違いだ。

2013年6月19日水曜日

旧暦5/11 スギウラヨシロウ

垂渓庵です。

前回紹介した芥川の「廿年後之戦争」には、フランスの走狗となって暗躍する仏探が登場する。

2013年6月17日月曜日

旧暦5/9 二十年後の戦争

垂渓庵です。

二十年後、日本はフランスと戦うことになる。最初は某地に停泊中の両国艦船の乗組員同士のいざこざから始まる。両国の艦隊司令、現地の外交筋あたりの不首尾も手伝い、いざこざはどんどん規模を拡大し、両国の艦隊が雌雄を決すべく洋上で邂逅戦を行うに至ってしまう。

とても悲しいことだが、それが現実なのだ。

2013年6月14日金曜日

旧暦5/6 壁抜け

垂渓庵です。

有栖川有栖さんの短編に「壁抜け男の謎」というのがある。角川文庫の同名の短編集に収められている。なかなかしゃれた小品だと思う。が、それは今は置いておこう。

2013年6月12日水曜日

旧暦5/4 気付かぬこと

垂渓庵です。

学生時代のアルバイトは別として、教師以外の仕事に就いたことがない。わたしの常識が世の中の非常識になっていることもあるのではないかと思われる。

2013年6月10日月曜日

2013年6月7日金曜日

旧暦4/29 君はワークをシェアするか

垂渓庵です。

ワークシェアリングということばが、女性の社会参加とセットで論じられている気がする。この二つを組み合わせて考えると、どうも不思議な気がするのである。

2013年6月5日水曜日

旧暦4/27 続・専業主婦は育児休業の夢を見るか

垂渓庵です。

前回は、女性の社会進出が求められる中、専業主婦という形で子育てなどをしっかりしたいという女性やその家庭の切り捨てとも言うべき状況が生まれていることに言及した。わたしは、こう思うわけだ、それでいいのですか、と。

2013年6月3日月曜日

旧暦4/25 専業主婦は育児休業の夢を見るか

垂渓庵です。

少子化への対策、女性の社会参加支援などを目的として、安倍内閣は育児休業3年という案を打ち出している。第二子、第三子を出産する場合、果たして何年間仕事から離れるのか、その間の雇用コストはいかなるものになるのか、という疑問をわたしは抱くのだけれど、それはそれとして、ここのところの少子化などへの対策は、どうも片手落ちのように思えて仕方がない。

と書いて気づいたのだけれど、「片手落ち」が単語登録されていないようだ。何ともいいようながないな。

2013年5月31日金曜日

旧暦4/22 原発とトルコ

垂渓庵です。

半月ほど前の新聞でだったか、日本の原発がトルコに導入されることになるというような記事を読んだ。トルコは地震大国と言っていいほど地震の多い国だ。そしてとても親日的な国でもある。原発を受注した連中は、そんなトルコに対して何をしようとしているのか。


2013年5月29日水曜日

旧暦4/20 南北問題再び

垂渓庵です。

以前、このブログだったか、その前のブログだったかに、北大阪と南大阪の民度の差について書いたことがある。結論的には、南大阪よりも北大阪の方が民度が高い、ということに落ち着いたように思う。

最近、どうもその風向きが変わってきた感じがする。

2013年5月27日月曜日

旧暦4/18 意外なつながり 澤木澤瀉篇

垂渓庵です。

意外なつながりシリーズの第三弾だ。

またまたマイナーどころのつながりなので、大方の人にとっては、きわめてどうでもいいことかもしれない。

2013年5月24日金曜日

旧暦4/15 古本で買う

垂渓庵です。

古本屋さんをよく利用する。以前はいわゆる黒い本を買うことが多かったけれど、いまは白い本──という言い方は合っているのだろうか──もよく買う。

2013年5月23日木曜日

旧暦4/14 キャラコさんの弱点

垂渓庵です。

以前、久生十蘭の『キャラコさん』シリーズを読んでいると書いたと思う。書いたよね。

そのキャラコさん、いい人なのだが、時にそれはいかがなものですかという反応をすることがある。

2013年5月20日月曜日

旧暦4/11 歌学書みたい

垂渓庵です。

「日本随筆大成」で江戸時代の随筆を読んでいると、全然違う著者の本で同じ内容の記事──考証的なものが多いように思う──にぶつかることがある。「日本随筆索引(正・続)」を見ても、項目によってはやたらに多くの随筆が指摘されていることがある。

それぞれが独立に同一項目について書いているとは考えにくいので、後発の著者は、どうやら先行するものを受けて、項目を書いているのではないかと思われる。

2013年5月18日土曜日

旧暦4/9 ザッピング

垂渓庵です。

まだ使われているのか分からないけれど、ザッピングということばがある。テレビのチャンネルを頻繁に変えながら見る──というか眺める──行為を指すのではなかったかと思う。

2013年5月15日水曜日

旧暦4/6 タティトゥテト

垂渓庵です。

子どもがある程度大きくなってくると文字を覚え出す。その際に五十音図を示して、発音の仕方を示すことがある。

ある程度大きくなった子どもと一緒に五十音図を一緒に見ていた時のこと。 

2013年5月13日月曜日

旧暦4/4 キャラコさんを巡る

垂渓庵です。

久生十蘭の『キャラコさんシリーズ』を読んでいる。戦前の小説だ。

キャラコさんはキャラコの下着を着る庶民的で明るく良識に富んで、ついでに少し大きめの口を持った十九の乙女だ。『キャラコさんシリーズ』は、彼女と様々な人たちとの交流を描いた軽いユーモア小説と言えばいいのか、少女小説と言えばいいのか、そんな作品だ。

で、そのキャラコさんの人物像がなかなかによろしい。戦前が舞台なので、時節柄的な発言なども見受けられるが、非常に好ましい人として造型されている。

2013年5月10日金曜日

旧暦4/1 今日は嘘をついてもよいのか?

垂渓庵です。

このところ少しばたばたしている。今日は本当にどうでもよいネタだ。いや、ネタですらない。


2013年5月8日水曜日

旧暦3/29 仏花

垂渓庵です。

ゴールデンウイーク中は家族と大きな公園などに遊びに出かけた。その折のこと。

2013年5月6日月曜日

旧暦3/27 小隅黎さんの『北極シティーの反乱』

垂渓庵です。

小隅黎さんというSF作家がいた。またの名を柴野拓美さん。いや、正確には柴野拓美さんのまたの名が小隅黎か。『宇宙塵』の主催にして日本SFファンダムの父で、多くの後進を育てた方だった。小隅黎名義で作品を発表したり翻訳もなさっていた。

さて、その小隅さんに『北極シティーの反乱』というジュブナイルSFがある。コールドスリープによって未来にやってきた少年、カズオ・ナガイが未来世界の危機を前に活躍する佳品だ。わたしは徳間文庫で読んだと思う。

2013年5月2日木曜日

旧暦3/23 こんな記事を見つけた

垂渓庵です。今日はブログの更新の日ではないけれど、臨時で更新だ。

毎日新聞に次のような表題の記事が載っていた。

2013年5月1日水曜日

旧暦3/22 電子辞書は電子書籍の夢を見るか

垂渓庵です。

先日電子辞書を買った。二代目である。初代はすでに十年選手だ。高校生の学習用モデルで、搭載辞書もほとんどない。今ではほとんど使うこともなくなっている。ここ数年は子供のおもちゃになっていた。

2013年4月29日月曜日

旧暦3/20 センス

垂渓庵です。

今年卒業した生徒が時々職場に遊びに来る。大学も一段落したので顔を出してみよう、というところなのだろう。

2013年4月26日金曜日

旧暦3/17 意外なつながり

垂渓庵です。

こないだ、意外なつながりということで、浜尾四郎と古川緑波兄弟をとりあげた。まだいました。意外な関係の二人。それは、…。

2013年4月24日水曜日

旧暦3/15 水俣病の認定

垂渓庵です。

先日、水俣病の認定を巡って、熊本県の不認定判断を否とする最高裁の判決が出た。わたしは石牟礼道子さんや原田正純さん、ユージン・スミスさんの著作を通して水俣病に関心を寄せてきたけれど、それに限らず、少しでも水俣病に関心を持ってきた人たちは、きっとあの判決を喜んだのではないか。いや、あるいは遅きに失したと感じているのか。

2013年4月10日水曜日

旧暦3/1 時との戦い──カルペンティエールではない

垂渓庵です。

新学期が始まった。始業式の前日に桜は強風のせいで散ってしまったけれど。

2013年4月8日月曜日

旧暦2/28 意外

垂渓庵です。

すっかり更新が滞ってしまった。春休みで生活パターンが変わったことが大きい。すまぬすまぬ。誰に謝っているのか。

ものの本などを読んでいると、へえ、と意外なつながりに驚くことがある。

2013年3月15日金曜日

2013年3月13日水曜日

旧暦2/2 母校が消える

垂渓庵です。

わたしの実家のある某市の人口は、わたしが子供のころと比べて二万人近く増えている。しかし、である。高齢化が進んでいるのか、わたしが通っていた保育園と小学校が消えることとなった。統廃合のあおりを受けてのことである。

2013年3月11日月曜日

旧暦1/30 あれから二年

垂渓庵です。

東日本大震災から二年が経った。被災地で力強く立ち上がる方についての報道をテレビや新聞などで目にすることが多くなってきた。喜ばしいことではあるが、まだまだ立ち直れない方が大勢いるだろうと思う。

あまり行動的でもなく、被災地で求められる専門的なスキルもないわたしは、震災後一度も東北を訪れていない。せめてものことに、通勤途中でバスに乗車する区間を歩いて、浮いたバス代を寄付に回している。バス代の全\額を寄付できればひと月一万円ほどになるのだけれど、雨の日や会議で遅くなった日などには乗ってしまっている。寄付できているのは平均すればひと月7~8千円の間といったところだ。

困ったことに、この春は黄砂、花粉、PM2.5などがやってきているため、バスに乗らざるを得ない雲行きだ。差し支えないようなら歩くのだけれど、しばらくはバス通勤で様子を見ようと思っている。そのままだと寄付金額がダウンしてしまう。幸いkindleのおかげでここのところの本代が少なくすんでいるので、浮いた分を寄付に回してもいいかもしれない。

被災地の皆さん、二年経ちましたが、わたしは今でも何らかの形で皆さんを支援できればと思っています。そう思っておられる方は日本中にたくさんいると思います。希望を捨てないで下さい。皆さんの震災の痛手が少しでも癒えることを祈っています。

2013年3月8日金曜日

旧暦1/27 段駄羅

垂渓庵です。

先日、本を一部処分した。という話は書いたのだったか。けっこうな量だったので、古本屋さんで値段をつけてもらうのに少し時間がかかった。その間店内を物色していると、『不思議な日本語 段駄羅』(木村功)という本が目についた。

「段駄羅」って何だ。「だんだら」と読むのだろうということは想像がついたが、それが何なのかさっぱり分からない。で、とりあえず手に取って前書きや目次を眺めてみた。どうやら石川県輪島地方に伝わることば遊びらしい。こいつは暇つぶしにちょうどいいと思って、買ってみることにした。本を減らすために古本屋さんにやってきて、本を買って帰るのはいかがなものかと思わなくもないけれど。

2013年3月6日水曜日

旧暦1/25 二度

垂渓庵です。

コーヒーに入れる粉乳みたいなのに「ニド」というのがあったと思うが、最近見かけない。というのが今回の主題ではない。

旗本退屈男という古い小説がある。確か昭和初年に発表された作品だと思う。わたしぐらいの年代の者には、市川右太衛門が主演した映画のテレビ放映あたりでおなじみなのではないか。

2013年3月1日金曜日

旧暦1/20 誘導

垂渓庵です。

引き続きkindleを利用している。簡便にいろいろな作品を持ち運べるのでとても重宝しているが、利用に気をつけないといけない面があるように思えてきた。ことはamazonの運営方針、ひいてはネットそのものの本質にも関わるのではないかと思われる。

というほどたいそうな話では実はない。

2013年2月27日水曜日

旧暦1/18 ロドリゲス

垂渓庵です。

先日、岩波文庫の『日本語小文典』という本を読んだ。正確にはところどころ目を通した。著者はロドリゲスという天正期に来日し、活躍したイエズス会士だ。実務に長ける一方、語学的能力も高かったのだろう、『日本語大文典』と『小文典』とを著している。

今回は『小文典』の内容が主題ではない。

2013年2月13日水曜日

旧暦1/4 kindle文学全集

垂渓庵です。

最近、kindleを使っていることを前々回に書いた。実は、教科で電子書籍を導入しようという話が出ていて、わたしがとりあえずあれやこれや使い勝手をみる係になったのだ。

で、使ってみると案外に侮れない、というのが前々回の話だった。

2013年2月11日月曜日

旧暦1/2 年の内に春は来にけり、だ!

垂渓庵です。

今日の旧暦を入力していて気
がついた。今年は、「年の内に春は来にけり」だったんだ。ネットで検索をかけてみると、多くの人が気づいていたようだ。迂闊なことにわたしは気づいていなかった。いかぬいかぬ。

ピンとこない人のために解説をしておこう。

2013年2月8日金曜日

旧暦12/28 kindleと青空文庫

垂渓庵です。

ゆえあって最近kindleをいじっている。これまでかなり多くの本をダウンロードしたが、実は全部無料本だ。自分でお金を払って買ったものはビタ一冊ない。なかなか買いたいものが電子書籍にならないのだ。それはそれとして、そうやってダウンロードしたアイテム──kindleでは、作品をそんな風に呼ぶ──をとりあえずざっくりと分類し、職場への行き帰りに気ままに読んでいる。

2013年2月6日水曜日

旧暦12/26 推薦入試の弊害あるいは就職率のこと

垂渓庵です。

推薦入試で入学した生徒は就職率が低いという話がささやかれている。データ的に裏付けがあるのか、都市伝説なのか、何とも言えないところはあるけれど、なにがしかの真実が含まれているのではないかと思わなくもなくなくなくなくない。あれ。

2013年2月4日月曜日

旧暦12/24 もうすぐ卒業だけれど…

垂渓庵です。

担任学年ももうすぐ卒業だ。六年間担任をした学年だけに何らかの感懐がありそうなものだけれど、まだない。忙しすぎるのだ。


2013年2月1日金曜日

旧暦12/21 ネットで検索

垂渓庵です。

前々回、本を一部整理したことを書いた。

わたしはもともと本を並べて悦に入るところがあったけれど、蒐書狂というほどではない。が、買った本をなかなか手放せなかった。

その気持ちの背景には、いったん手放してしまうと、もう一度手に入れるのが難しいという事情があったのかもしれない、と今になって思う。

2013年1月30日水曜日

旧暦12/19 マリナと北斗星司

垂渓庵です。

メビウスネタ、前回のジョージと郷秀樹の記事から少し間が空いてしまったが、ここまでくると、クゼ・テッペイ隊員とハヤタ、カザマ・マリナ隊員と北斗星司との結びつきについても、どのような流れでそうなったのか、知りたいところだろう。

残念ながら少し前までウルトラ大先輩にもわたしにも、それについての成案はなかったけれど、たまたまメビウスを見返していて、気づいたことがある。それを以下に書いてみたい。やっとオリジナルネタだな。

2013年1月28日月曜日

旧暦12/17 身軽に、もっと身軽に

垂渓庵です。

最近、本の一部を整理した。書棚一本分である。昔風に言えばみかん箱で10箱ほど。あまりにも場所をふさぐのと、家族の目の圧力を感じたのとによる。

すでに教師業も二十年ほど。その間に手に取らなかった本は、今後も手に取る可能性が少ない。それらをすぱっと取り払ったというわけだ。

もっとも、すべてを売り払ったわけではなく、一部は某所に送った。

2013年1月23日水曜日

旧暦12/12 ジョージと郷秀樹

垂渓庵です。

今回は、イカルガ・ジョージ隊員と郷秀樹の結びつきについて書いてみよう。


2013年1月21日月曜日

旧暦12/10 アマガイコノミとモロボシダン

垂渓庵です。

今回は、アマガイ・コノミ隊員とモロボシダンとの結びつきについて書いてみたい。


ウルトラ大先輩のchikurinさんは、メビウス46話でアマガイ・コノミ隊員がダンに感応する──のみならず、実際に邂逅する──のは、作品世界の中でそれなりに必然性があることを明らかにした。要は、ダンと出会うのはコノミ隊員でなければならなかったということなのである。

2013年1月18日金曜日

旧暦12/7 CREW GUYSとハヤタたち

垂渓庵です。

ウルトラマンメビウスという作品はつくづくよくできた作品だ。

第一期、第二期ウルトラシリーズやウルトラマン80の作品世界を十分に消化した上で、それらへの言及やほのめかしを随所で行っている。

また、シリーズ構成がしっかりしているため、メビウスという作品全体でのストーリー展開の照応ぶりが半端ではない。

というようなことは以前にも書いたかもしれない。

2013年1月16日水曜日

旧暦12/5 新学期始動

垂渓庵です。

先週は臨時に震災関係の記事を入れた。というわけで、本来の年明けの記事を今日公開することにする。

いよいよ新学期が始まった。生徒たちは受験本番に臨むこととなる。結果がどうなるかは何とも言えないが、卒業に際しては、それぞれに満足のいく進路に進んでもらいたいものだ。

と書いていて思い出した。前回書いた大人の事情による原稿がまだ完成していない。正確には、思い出したというよりも考えないようにしていたのだけれど。どうしよう。むう。

2013年1月11日金曜日

旧暦11/30 原発は技術革新によって安全になるか

垂渓庵です。

小松左京のショートショートだったと思う。ポータブル原子炉のような形で原子力をごく手軽に扱えるようになった時代。遠足に行った小学生(?)が、石油コンビナートか精油所の爆発事故に遭遇し、化石燃料を扱っていた時代の野蛮さを実感するという話があった。

2013年1月8日火曜日

旧暦11/27 環境省の正念場

垂渓庵です。

ここ数日、手抜き除染という言葉がネット記事などに見受けられるようになった。官房長官は手抜きはあってはならない、とおっしゃっているが、起こるべくして起こったという気もする。

2013年1月4日金曜日

旧暦11/23 大人の事情

垂渓庵です。

正月も三日目ぐらいになると、いいかげん正月番組にも飽きてくる。というか、わたしはすでに元旦で飽きている。

あれらの番組の大半は、生放送でもない限り、旧年中に収録される。まだ年の瀬という感じがしなくとも、出演者の方々は正月気分を盛り上げるべくめでたそうにしておられる。大人の事情というやつである。

さて、

2013年1月1日火曜日

旧暦11/20 年の初めの

垂渓庵です。

新年おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

さて、